会話のきっかけ

会話が苦手な方にとってはなかなかきっかけをつかめないと言うこともある。しかし会話はふとしたことできっかけをつかみ取ることができる。もちろん「きっかけ」をつかみ取ることによって、会話も好転し、関係も良くなる。その「きっかけ」をいかにしてつかみ取るのか、本書はそのことについて提示しているが、全部で22個あるため、当ブログではそのうち5個取り上げる。

2.「良い自己紹介と悪い自己紹介」
自己紹介にも「良い」「悪い」がある。自分の名前から趣味嗜好、アピールする点など、時として制限時間をつけて伝えるのだが、抽象的な言葉を使って自分自身を厚化粧するより、ありのままの自分を相手にわかりやすく伝えることがベストであるという。

8.「上座下座はマナー本を無視してみよう」
ビジネスマナーを学ぶときに「上座下座」についても学ぶ。しかし上座下座は会議室や応接室の場所もあればタクシーやエレベーター、新幹線、飛行機などにも上座下座がある。もちろんマナー本にも同様のものが示されている。しかしそのマネー本を無視する、というよりも疑うことによって「マナー」の本質を見いだすことができる。

14.「うっかりミスを防ぐには「実況」だ」
私自身うっかりミスをする事が多いので、自戒を込めて取り上げている。ミスを避けたいものに対して緊張感を持たせるような仕組みをつくることによって防止することができる。本章ではその「仕組み」について取り上げている。

16.「静かな職場は理想なのか」
職場によって話し声で活気立つところもあれば、まるで葬式のようにシーンとしているところもある。もっとも私自身他の会社に常駐することがあり、前者も後者も体験したことがある。そう考えるとどちらかと言えば前者の方が物事が円滑に進むことができる。ただし程度によるということだけは書く必要がある。

18.「「名前」はその人の宝物だ」
名刺交換をする際、自分自身の名前を最初に開示する。その名前には「人格」そのものが表れているという。もちろん名前を開示することは、自分自身の性格や人格を開示することにあるのだが、その由来を聞く、あるいは知ることによって相手とのきっかけを生み出す。

会話のきっかけはどこにでもある。それをつかむかどうかは自分次第である。私自身も口べたで、それに会話をするにしても長く続くことができないというコンプレックスを持っている。そのため、本書を携帯しながら実践し続けることによって会話のきっかけを知り、つかむことによって会話力を上昇したい。