マックスむらい、村井智建を語る。

昨年あたりからYouTuberが活躍をしている。代表的な人を挙げるとHIKAKIN・はじめしゃちょー、そして本書にて紹介されるマックスむらいなどがいる。元々マックスむらいの本名は本書のタイトルにある村井智建(ともたて)、アプリ情報メディアの代表取締役である。その彼の生い立ちとは何か、本書はそのことについて自ら綴っている。

第一章「奥能登」
村井氏が生まれたのは1981年、石川県の能登半島の奥にある「奥能登」と呼ばれる場所に生まれた。両親は牧場を経営しており、なおかつ村井氏は小学生のころから手伝っていたという。本章では中学生までのことについて綴っている。

第二章「東京」
中学を卒業したのと同時に石川県の進学校に進学するために学校近くのところに下宿することになった。その高校では合唱部に入りつつ、高校生活を謳歌していった。その後受験勉強を経て、防衛大学校にいくことになった。
著者にとって防衛大学校の生活は充実したものだったのだが、将来のことを考え、わずか3ヶ月で退校することになった。

第三章「インターネット」
退校後ネットベンチャーの会社に転がり込む形で入社した。その間で会社を辞めては別のところに行って、またネットベンチャーの会社に戻っての繰り返しであったのだが、その中でアメリカにも行ったという。その中で自分の想像を超える経験を続け、友人と一緒にアプリ情報メディア会社を興した。本書はこの会社を興したところまでで終わっている。

YouTuberのイメージが強い印象を持っているのだが、それ以前までの人生は波瀾万丈といえるのだが、それは自分自身の限界に挑み続けている「マックスむらい」のスタイルの根幹がここにあるといえる一冊である。