勤めないという生き方

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今でこそ働き方は変容しているとはいえ、会社勤めは多くいる。日本国憲法には「勤労の義務」があるものの、何も「会社勤め」を義務にしているわけではなく、いつでもどこでも「働ける」環境にある。ほかにも場合によっては「兼業をする」ということもある。
本書は「会社勤め」以外に「働く」生き方について職人など様々な方法について実際に働いている方々の取材をもとに取り上げている。

第1章「「職人」で生きる」
「職人」と言っても「靴」「革」「手染め」など様々な職人がいる。しかし現代に入った時には工場による大量生産が可能になり、廉価で手に入れることができるようになった。そのことから「職人」は必要がなくなったのかと言うとそうではなく、むしろその時代だからでこそ必要になってきている。
本章で取り上げられている職人はもともと職人になる前に、同業種のメーカーに働いている人が多く、そこでの働き方に疑問を持ったり、トラブルを抱えたりして職人になっていったという。

第2章「「地域」で生きる」
今もなお東京一極集中により、地方から東京へ働きに出る人も少なくないのだが、逆に東京から地方に移住してスローライフを送ったり、新しい働き方を発見し、実行したりする動きも若者を中心に出てきている。
本章では小さな島に移り住み、イベント事業を行っている方、酒造メーカーを立ち上げた方、地方に移り住み建築家を行っている方を挙げている。

第3章「「お店」で生きる」
「お店」と言ってもカフェもあれば、ネットショップを立ち上げ成功している方々もいる。前者であれば分かるのだが、後者の場合はインターネットで商売を行っているので、いわゆるネット上にお店を構えて商売をしていると考えたら、本章に合致している。本章ではお店を構えながら生きる方々について取り上げている。

第4章「「農」で生きる」
数年前のビジネス週刊誌にて農業に関して熱視線を浴びた記事があった。しかし後に下火となっていったのだが、それでもなお農業を志す方は少なくない。本章では夢を求めて農業をはじめていった方々について農園主・ピクルス農家・養豚農家を取り上げている。

第5章「「NPO」で生きる」
NPOを立ち上げ、そこで活動をする方々もいる。しかしそれでご飯を食べられるかと言うとそうではない。「非営利組織」であるが故なのかもしれないが、本章ではその概念を打ち破り飯が食えるようになるため、もしくは世界から認められる活動を行っていくためにNPOで働く方々を取り上げている。

今となって会社員は安定的な職業ではなく、ましてや公務員でさえも危うくなるような状況になってきている。そうなってくると果たして勤める人生は安定かというとそうではなく、幸せなのかというと人それぞれであるが、そうではないと考えているのかもしれない。人生は一度きりである。そう考えていたのであれば一度本書のように「勤めない」働き方、生き方を求めてみてはいかがだろうか。

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