トップ1%の人だけが実践している思考の法則

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「人間は考える葦である」

これは数学者・哲学者として名を馳せたブレーズ・パスカルの言葉である。人間はどんな形であれ「思考」をするのだが、思考の仕方によって本書のタイトルにある「トップ1%」の存在になることができるか、そうではないか分かれる。
本書は「トップ1%」と呼ばれている方々がどのような思考を持ち、実践をしているのか、そのことについて伝授している。

Part1「最強の武器を手に入れるには?―「5Aサイクル」を回せば、誰でもイノベーションは起こせる!」
本章で取り上げている「5Aサイクル」とは、

・認知(Awareness)
・アプローチ(Approach)
・実行(Action)
・分析(Analysis)
・適応(Adjustment)

と5つの「A」によって成り立っている。上から順番に行い、最後に「適応」が完了したらまた「認知」から戻るということでサイクルとなり、適応したビジネスを行うこと、顧客を満足したサービスを提供する、そしてそういった変革(イノベーション)を行うことによって「生き残る」ことができるようになるという。

Part2「ビジネス思考力を磨く18の質問―トップ1%の成功するビジネスマンはどう考えているのか?」
本章で取り上げている18の質問は以下のとおりである。一見ネタバレのように見えるが、列挙してみるとかなり抽象的であり、なおかつ考えるにしても広すぎるものであるためあえて取り上げることとする。

1.路頭に迷いそうな人にお金を貸すべきか?
2.繁華街に成功の光は見えたか?
3.その企業「らしさ」はどこから来るのか?
4.素晴らしいアイデアと綿密な戦略が成功の近道か?
5.日常の「不」を解消するには?
6.素人にまかせても大丈夫?
7.ありえない効率化は実現できる?
8.1番じゃなきゃ、ダメですか?
9.マニュアルどおりなら大丈夫?
10.優れた情報を自動的にまとめるには?
11.みるみる寝下がる商品の売り方をどうするのか?
12.採算割れの新規事業の見極めはいつ?
13.見えるコスト、見えないコストの違いは?
14.コスト削減ばかりでいいのか?
15.成熟した産業に未来はあるのか?
16.粗悪だけど低価格で商売になるのか?
17.高級フレンチより居酒屋が儲かるってホント?
18.本当のライバルは誰か?

各質問にはそれぞれ実際の企業の事例が設けられており、どのような思考が必要になるのかも解説されている。しかも事例は1質問1事例とは限らない。それぞれに合った事情から質問をピックアップしたり、事例を重ね合わせたりしながら実践し続けていくうちに、思考も研ぎ澄まされていく。もちろん上記の質問の答えは1つとは限らない。考える人・ケースによって多岐にわたる。その多岐にわたる中で自分自身の「最適解」を見つけると良い。

思考は誰にでも存在しており、パターンは人・状況の数だけ存在する。その多岐にわたる思考をいかにして変革を起こし「トップ1%」にするか、それはあなた次第といえるのだが、その一助となるのが本書といえる。

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