「計算力」を鍛える―プロフェッショナルの「数字を自在に操る

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ビジネスにおいて様々な要素が必要になるのだが、「計算」をすることにしても重要な要素の一つである。その「計算」は、最近認知されている「数学」の範疇の一つとして挙げられるのだが、それはどのようにして身につけていったらよいのだろうか。本書では簡単なものから複雑なものに至るまでビジネスにおいて必要な「計算」の方法について伝授している。

第1章「「なんでも@変換」で、数字は一気に身近になる―複雑なデータを読み解く最初のコツ」
「@変換」をすることは簡単に言うと、

「「1人あたり」の数字や単価に変換する作業」(p.24より)

とある。本章では「1人あたり」という形で換算しているのだが、実際の計算では「1個」など「1つ」に分けて計算を行うという形である。本書ではビジネスを基軸にしているためあくまで「人」を念頭にした計算式にしているといえる。
「1人あたり」に変換することによって大まかな費用も他人事から自分事のような形になるという。

第2章「ざっくり暗算で、計算は驚くほど速くなる」
「暗算」というと、算数が苦手な方にとって苦痛でしかないといえる。ちなみに私はというと、もともと珠算をやっていたことから、暗算は得意中の得意だったのだが。
その暗算もコツさえつかんでいれば、複雑な計算を簡単にすることができる。そのコツを本章にて取り上げている。

第3章「「次に起こること」を計算する―シナリオ・プランニングの技法」
「計算をする」ということは単純に数字だけではない。数字をもとにビジネスにおける様々な要素を計算することが本書の狙いである。その一つとして本章では未来を計算する「シナリオ・プランニング」を取り上げている。

第4章「本当は、とても使える偏差値の話―正規分布の考え方で、あらゆるものを数値化してみる」
偏差値というと、受験勉強ではよく目にするものの、ほかのところではあまりよく聞かない。しかし本章を見てみると、平均身長はウイルス感染などで偏差値は使われる。もちろんその偏差値のもととなる「標準偏差」や「正規分布」もまた然りである。

第5章「鋭いデータ分析は「ズームイン・ズームアウト」から―見る、計算する=考える」
本書は「計算をするだけ」の本ではない。計算をする前後で、計算を通じてビジネスのこれからについて紐解いていく、行動をすることが肝心である。
その行動をするための指針としてデータを分析することが必要であるが、データによってどうやって分析をしたら良いのかわからない方もいる。それを克服するために今あるデータをいかにして読み解いていくのかを取り上げている。

第6章「会・計算力はすごい武器―覚えるべきは「純資産」ただひとつ」
本章の「会・計算力」は言うまでもなく「会計」と「計算力」を合わせた本書の造語である。会計における計算というと、会計士や経理部門のやることだから私たちのやることではないと思っているかもしれないが、実はどのビジネスマンでも必要なことである。その理由として利益を出すための分析はもちろんのこと、売り上げ目標の立て方に至るまで会計の知識や計算が必要になってくる。

第7章「計算力でウソを見破れ!―数字による騙しのテクニックを知っておく」
ビジネスにおいて「数字」は必要であるが、その数字にも「ウソ」が出てくる。その嘘を見破るために「計算」があるのだが、いかにして見破ったらよいのか、本書はそのことについて取り上げている。

ビジネスにおいて「数字」はなくてはならず、なおかつその数字から意味を読み取るために「計算」も欠かせない。しかし学生時代「算数」や「数学」が苦手な方だと、「計算」という文字を見るだけでも嫌悪感をもよおす方もいる。それを本書でもって完全ではないものの、解消することができる。

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