アンチエイジング・バトル 最終決着

高齢化社会に伴い、「アンチエイジング」と言われる健康法が日常茶飯事のごとく紹介されている。しかしその中にはあてにならないものから、想像を絶するような効果をもたらすものもある。しかもそれについての議論も絶えず、一部で泥沼化するほどの不毛な論戦をするケースもある。

本書はそんなアンチエイジングの方法について「最終決着」と題して、食・健康食品・体の部位・医療など様々な分野における、細々とした方法について効果があるかどうかを判定している。

<食>
アンチエイジングの基礎として「食生活の改善」が挙げられるのだが、その方法の中で「水を飲む」「砂糖を摂る」「食事回数」「フルーツを摂る」「野菜を摂る」など様々な方法について効果があるかどうか取り上げている。

<健康食品>
健康的になるために健康食品に手を出す人もいる。もちろんその中でも健康だけではなく、ダイエットや美容に良いものもある。例えばダイエットであれば「水素水」、美容であれば「コエンザイムQ10」「ホルモン療法」が挙げられるのだが、それらは本当に効果があるのかを検証している。

<体の部位別>
本章では「目」「髪の毛」「体型」「肌」「内臓」などでアンチエイジングの方法が正しいかどうかを取り上げている。

<医療>
アンチエイジングの「医療」というとあまりピンと来ないのだが、本章ではアンチエイジングに限らず「ガン」など生活習慣病の検診や予防についても言及している。

<そのほか>
アンチエイジングはほかにも「睡眠」や「幸福(のマインド)」、「運動(マラソンも含む)」などの方法が正しいかどうかを判別している。

アンチエイジングを行いたいと考えていても、実際にどのようなことをしたら良いのかわからない人も多い。その方々に向けて、どのような方法が良いのか、意味がないのか、その道標を示している。