お金持ちになる男、貧乏で終わる男

著者の臼井様より献本御礼。
お金持ちになる人、貧乏になる人、成功する人、成功しない人など、そうなるのにも理由がある。その理由に「習慣」は避けて語ることができないほどである。その「習慣」には、色々なものがあり、本書でも「思考」「付き合い」「金銭」「時間」「こだわり」「勉強」「言葉」と多岐に渡っている。本書はあくまでも「お金持ち」にフォーカスをし、そうなるための習慣とは何かを伝授している。

1.「この「思考習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
「心」や「線」、「思考」や「振る舞い」、「幸せ」や「知識」など思考によって出てくるものも少なくない。ましてや「お金」が絡んでくるとなると、稼ぎ方よりもむしろ「思考」は何よりも外せない。

2.「この「付き合い習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
人との付き合い、いわゆる「人脈」と呼ばれるものなのだが、どのような人と付き合ったら良いのか、どのように交流したら良いのか、名刺はどうあるべきか、異性との関係はどうするべきかを取り上げている。

3.「この「金銭習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
お金持ちになるためには「お金を稼ぐ」ことにフォーカスされがちだが、もっと重要なものとして「お金の使い方」が肝心になる。もちろんお金の使い方は本章でも言及されているが、お金に関連した「預金」や「モノ」、「財布」や「人間関係」と言ったものまで本章では言及している。

4.「この「時間習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
お金持ちになるためには時間の使い方にも気を配るという話を良く聞くのだが、「時間の管理」と言うよりも「スピード」や「決断」「早起き」「整理整頓」「行動」と言ったものがある。

5.「この「こだわり習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
「こだわり」は些細なことに気を遣うことができる反面、それが起因となって人間関係をギクシャクするような場合もある。そう考えると「こだわり」は諸刃の剣の印象を持つのだが、金持ちはその人間関係を円滑にするような「こだわり」を持つのだという。

6.「この「勉強習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
金持ちにしても成功者にしても「勉強」は避けて通れない。しかし「勉強」をすると言っても、どの勉強をしたら良いのか分からない方もいる。本章での勉強は「料理」「読書」「資格試験」と言った勉強を取り上げている。

7.「この「言葉習慣」で、あなたもお金持ちになる!」
言葉一つでモチベーションも変わってくるだけではなく、人間関係が良くなったり、悪くなったりする。そう考えると言葉をうまく使うことが必要になってくる。本書は「会話」「自問自答」を始めとしたあらゆる「言葉」の使い方を伝授している。

本書の各章末に「お金持ち習慣チェック」がある。そのチェックを一つ一つ答えながら、自分自身がお金持ちになるかどうかをチェックすることによって、何が足りないのかをあぶり出し、その上で本書を実践することによって、お金持ちになる習慣をつくることができる。本書はその教科書と言える一冊である。