なんでもホルモン―最強の体内物質が人生を変える

「ホルモン」というと、私の故郷・旭川でも「塩ホルモン」などが名物であり、「ホルモンラーメン(モルメン)」なるものがB級グルメとして有名であるのだが、ほかにも「ホルモン」というと「環境ホルモン」など人体を害するホルモンもあれば、「成長ホルモン」など人体にとって非常に重要なものもある。

本書はその中でも最後に説明した「ホルモン」の様々を紹介しているのだが、本書の中で紹介されているホルモンは多岐にわたっている。

第一章「ホルモンは伝えて助け合う」
そもそも食べる「ホルモン」は動物の内臓を表している。その内臓の中にも人間にとって栄養になるものもあれば、ならないものもある。そもそも栄養になり、なおかつ体に良い影響をもたらす原因としても「ホルモン」がある。そのホルモンは摂取することによって栄養素となり、ホルモンに伝達されて、刺激を受けることができる。

第二章「うまく生きるためのホルモン・ベストテン」
本書の冒頭にも記載されているが、人間には数多くのホルモンが存在する。しかしその中には人間にとって生きるに際し最も重要なホルモンも存在する。本章では最初にも紹介した「成長ホルモン」をはじめ10個のホルモンを紹介している。そのホルモンの中には「成長」のほかにも「愛情」や「成功」「家内安全」と言ったものがある。しかもホルモンそれぞれに活性化する方法についても伝授している。

第三章「「ホルモン力」楽々強化法」
ホルモンの力を強化するにはどうしたらよいのかを伝授しているのだが、その中には「食生活」「行動」「睡眠」「会話」と言ったものにちょっとしたスパイスが必要であるという。

人間として必要なホルモンを生かすこともまた肉体的にも精神的にも健康なものにするために大切なことである。そのホルモンの中身を知り、そしてそれを活性化するため方法が詰まっている。本書は健康法というよりもホルモンを解き明かす一冊だが、使いようによってはノウハウ本にもなることができる。