病んだ部下とのつきあい方―精神科医が教える上司の心得

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冬は「うつ病」や「抑うつ」の症状が起こりやすい季節である。その理由として昼が短く夜が長い、簡単に言うと「太陽が出るのが短い」というのがある。もちろんそれはサラリーマンの世界でも例外ではなく、もしかしたら部下を持っている方の中には、そういった部下を持ってしまうこともある。その部下との接し方ひとつで、快方に向かうことも、あるいはうつを予防することもあれば、逆に悪くなってしまう引き金にもなる。そういった精神的に病んでいる、あるいは病みそうな部下とどのようにして付き合っていけば良いのか、本書はそのことについて伝授している。

第1章「現代の職場の「病み社員」事情」
仕事が過重となり、精神的にも疲弊をきたしたサラリーマンは少なくなく、大企業の97%はうつ病の症状を抱える社員を1人以上抱えているという。また、大企業に限らず中小企業にも統計的には不明だがうつ病にかかる、あるいはかかりそうな社員を持っている所があるかもしれない。実際にそのうつにかかり、産業医にかかりつける方もいる。

第2章「部下の病み方のタイプ その1」
部下がどのようにして病んでいったのか、本章と次章にて部下のうつ病の病み方についてタイプ分けされている。本章では従来的なうつのタイプはもちろんのこと、新型うつのタイプ、さらにはコミュ障や自己中心的な傾向についても列挙しており、そういった部下を持った場合の言葉のかけ方も取り上げている。

第3章「部下の病み方のタイプ その2」
依存症や孤立無援、さらには被害妄想などここ最近、新しい精神的な「病」にかかっている部下たちがどのような傾向にあるのか、そして上司としてどのように接したら良いのかを伝授している。

第4章「部下が病んだ! 先生、どうしたらいいですか?」
精神的な病にかかった場合、傾向によっては自覚症状があったりなかったりする。その発覚が自分自身で産業医にかかれば上司は部下を尊重すればよいのだが、最初に発覚したのが上司をはじめとした周囲だったらどうするか、接し方から産業医とのかかり方について取り上げている。

第5章「部下を病ませないための10のヒント」
部下を精神的に病ませないため、あるいは病から解放するためにどうしたらよいのか、上司としての接し方のヒントを10まとめている。

本書を読み解いていく中で重要なことを忘れたのだが、今月より、厚生労働省による「ストレスチェック義務化」がスタートした。これからストレスチェックがどのように役立つのは未知数である。それだけストレスや精神的な病は社会的な問題として挙げられているのだが、それを防止するためには会社としてもそうなのだが、組織の中でも解決できる術がある。それについて上司としてどのようにして経穴していけば良いのか、そのヒントが詰まった一冊である。

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