年末恒例ランキング2015

こんにちは。蔵前です。

今日は2015年最後の投稿です。年末と言うことでランキングを取り上げていきたいと思いましたが、いつもであれば各カテゴリーごとに取り上げていきましたが、今回は「総合ランキング」のみとします。

その理由としては今年は出来ていませんでしたが、カテゴリーを含めて、ブログの大幅な変更を検討しており、今まで5種類だけだったものを細分化しようと考えていました。しかし仕事が重なり、なかなかそういうことができなかったので、このような形となってしまいました。来年こそは色々と変えていこうと思います。

さて書評ですが、今年は364冊取り上げました。元日から昨日まで、大晦日である今日を除いて毎日取り上げていった形です。その中から今回のランキングはその中から5冊取り上げます。

第5位:「おっさんレンタル」日記

第4位:わたしはレンタルお姉さん。

本来であれば1つずつ取り上げるべきですが、あえてここは2つ同時に取り上げます。もちろん両方とも「レンタル~」であり、途絶しつつある人と人とのコミュニケーションの大切さ、そして孤立化していても、助けて欲しいというアラートを鳴らし続けている、その現状を表していました。もちろんレンタルをしているお姉さんもおっさんも時には叱り、時にはなだめ、時には友達感覚で親しむ。2冊を見て、今ある日本の状況から打開する光明が見えてくるようでした。

第3位:スリランカの赤い雨 生命は宇宙から飛来するか

本書のタイトルを見るに「何か公害でもあったのでは?」と思いましたが、サブタイトルを見てさらに興味がわいて、読みました。本書は単純に「公害」と切り捨ててはならず、なおかつこの「赤い雨」こそが宇宙との関係を示してくれる一冊でした。ただ本書は宇宙などについて少し知識を持たないと難しいかも知れません。しかしそういった知識を得て読んでみると、これほどまで興味深い本はなかなか見つかりません。

第2位:サハラを走る。~7日間245キロ!サバイバルマラソンへの挑戦。

「サハラマラソン」は3年前にメルマガで知り、おととし、私の知り合いがチャレンジし完走した話を思い出して、本書を手に取りました。もちろんその生々しい話を思い出しましたが、本書に出会ったら、その生々しい話が、私の脳裏に事細かに映し出されているような気がしてなりませんでした。本書を通じて「サハラマラソン」に参加したいか、と聞かれたら、「それ以前にまだマラソンすらチャレンジしていないから、マラソンからやらせて欲しい」って答えます(笑)。

第1位:ハッピーバースデイ3.11~あの日、被災地で生まれた子どもたちと家族の物語

東日本大震災が起こって来年でちょうど5年の月日を迎えます。その当時の状況については今もなお忘れることがなく、今でも昨日のことのように覚えています。その震災に関して、当ブログでは様々な側面から取り上げてきましたが、この日前後に生まれた赤ちゃん達を取り上げた本は今回が初めてでした。

あの悲しみの日にあがった産声、次々と亡くなるなかで生まれてきた生命。生まれてきた赤ちゃんの写真を見ながら涙が止まりませんでした。

「蔵前トラック」をスタートして来年でいよいよ10周年を迎えます。元々は友達の影響を受けてブログを始めましたが、当初はつれづれ日記だと言うことを覚えています。そうして書評を書き始めたのが2007年。そして書評が中心になったのは2008年、そして書評家と名乗り始めた2009年、そして現在とずっと続けられたのは、ずっと閲覧してくださった皆様のおかげです。

冒頭にも述べましたが、来年は少しずつ形を変えていこうと思っています。またブログに限らず、新しく「蔵前トラック」に関した新たなことも来年はやろうと考えています。書評家としても色々と裾野を広げるように邁進していきますので、どうか来年も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

「蔵前トラックⅢ」管理人 蔵前