知っておきたい日本のしきたり

あけましておめでとうございます。
本年も「蔵前トラックⅢ」をよろしくお願いいたします。
新年一発目の本はこちらを取り上げます。

今日は元日である。中には「元旦」と言う方もいるのだが、「元旦」は初日の出など「元日の朝方」のことを表している。なぜそうなったかについては色々と調べてみると良いので、ここでは割愛する。
ちなみに本書はそういった正月の定義と言うよりも日本の「しきたり」とはいったいどのようなものがあるのか、そのことについて伝授している。もちろんごく当たり前にあるものでも、その起源について知らないものも多いので、本書でもって理解してみると良い。

1章「作法としきたり」
日本にも日本独特の礼儀作法やしきたりと言ったものがある。お辞儀や拍手、星座、座る場所。さらにはこの時期だからでこその年賀状と言うような季節の人付き合いのあり方も事細かに記されている。さらには和装といった日本独特の服装や部屋、さらにはビジネスで使う名刺の作法についても取り上げている。

2章「縁起と禁忌」
日本は色々な宗教が織り交ぜられているのだが、ベースは神道と仏教である。その所以か、禁忌や縁起はそれに関するものが多い。本章では旧暦や九星占い、厄年や鬼門、風水といったものを取り上げている。

3章「祝いごとと感謝」
祝い事は色々とある。成人式や結婚式、還暦といった縁起の良いものから、告別式などしめやかに行われるものもある。本章は「祝い事」とタイトル付けされているが、内容からむしろ「冠婚葬祭」とした方が良いのではと思えてならない。

4章「四季と年中行事」
日本には四季折々の出来事、さらには料理と言ったものがある。正月であればおせちがある。三が日が終わり、仕事が始まると、正月の三が日で疲れた胃腸を癒やすために七草があり、七草粥を食べるというのがある。他にも様々な季節ごとに食べられる料理、行われることについて記されている。

2016年も色々な出来事がある。もちろん毎年のように行われるものもあるので、それに関するしきたりをいったん復習するのも良いだろう。