図説 朝食の歴史


朝食というと1日の始めとして重要な儀式であり、なおかつ、1日のスタートダッシュをかけたい時には欠かせないものである。もちろん「食」であるため、生きるためにも必要な「食」を朝に行うことも挙げられる。朝食と言うと、あなたはどのようなものを食べるか。私の場合はご飯ものが中心で、それに味噌汁やご飯に合うおかずを食べると言ったどちらかというと日本らしく、なおかつ質素なものを食べる。

この朝食はいったいどこから来たのだろうか、そして国・地域・家庭ごとに異なる朝食はどのような意味とスタイルがあるのか、そのことについて考察を行っている。

第一章「朝食の起源・進化・名前」
「朝食」がいつ頃から生まれたのかというと定かになっていない。とはいえ人間が食事をする歴史と一緒であればそれまでかも知れないが、本章では今から9000年前の「新石器時代」に始まった所を仮定している。その時の食事のあり方と言うよりも、食糧の貯蔵や加工の技術が行われ始め、チーズやベーコンなどができ、朝食にも使われたという。
さらに本章では「朝食」がなぜその名前になったのかについて取り上げているのだが、あくまえラテン語からどのようにして「朝食」の意味をなす単語となって言ったのかを探っている。

第二章「時代による朝食の変遷」
朝食は時代と共に変化するが、本章にて取り上げている変化はあくまで中世~近世ヨーロッパにおける朝食が中心となる。主にパンや飲み物、他にも料理の変遷が多いのだが、他にも「朝食」の役割についても時代の変化があるという。

第三章「さまざまな地域の朝食」
朝食は国・地域によって異なるのだが、単に料理だけではなく、いつ・どこで朝食をとるのか、あるいはどれくらい食べるのか、朝食の役割などについてもそれぞれ異なっている。本章では大きく分けて東アジア・東南アジア・ヨーロッパ・南北アメリカ・アフリカなどに分けて取り上げている。

第四章「朝食の豊かなかたち」
朝食をどのように豊かにするのか、その形も人それぞれであるのだが、共通して言えるのが、衣食住の「食」を満たすだけではなく、心身共に1日の活動を活発にするため、あるいは幸せな1日を送るための「朝食」を指しているのだが、それはどのようなものか。本章では時間や空間、食事の量・質などありとあらゆる観点から考察を行っている。

第五章「朝食への思い」
朝食への思いもまた豊かなかたちと同じく人それぞれと言えばそれまでなのだが、その「重い」の多くは「健康」や「栄養」と言ったものが多く、朝食としての役割を定義しながら家庭・地域で啓発を行うこともある。本章ではその朝食にまつわる啓発についてアメリカやドイツではどのように行ってきたのかを中心に取り上げている。

私たちの生活のなかでごく当たり前にある「朝食」。その朝食を掘り下げてみるとなかなかに奥が深い。その奥が深い朝食の歴史・役割・地域性を見てみると、朝食がさらに面白くなるのかも知れない。本書はその可能性を見出している。

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