凡人でもエリートに勝てる人生の戦い方。

どこにでも「エリート」はいるのだが、そのエリートばかりが勝つように、勝負の世界はつくられていない。凡人でもエリートに勝てる要素は必ずと言っても良いほど存在する。
本書は元電通マンが弱小だった地方の高校ラグビー部をわずか3年で花園に導いたのだという。その秘密を明かすとともに、凡人がどのようにエリート達と勝てる方法を伝授している。

1章「今置かれている「環境」に突破への糸口がある」
もしあなたが負けている時、「環境のせい」と言ってしまうと、いつまで経っても勝つことはできない。今置かれている環境の中にも勝利への糸口はどこにでも存在しているのだが、それをいかにしてつかんでいくべきか、そのヒントとして「プロデュース」というのがある。

2章「能力ではなくて「発想」で勝負する!」
能力では凡人とエリートとでは差がある。たとえて言うならばアリがゾウと戦うようなものである。しかし考え方によっては「窮鼠猫を噛む」が如く、発想をもって勝負をしていくと、勝利のための「方程式」が発展し、エリートにも勝つことができるようになる。

3章「凡人でもおさえておきたい六つのスキル」
凡人がエリートに追いつき、追い越すためのスキルの伸ばし方にも一工夫がある。経営で行う「PDCAサイクル」を応用したものから、スタイル確立の方法、さらにはイメージトレーニングに至るまでの方法を採り上げている。

4章「勝利への道を見失わないために」
相手に勝利し、なおかつ自分自身に勝利とするためには実行や成功体験をすると言ったことが必要になってくる。本章ではその勝利の道を見据えるための心構えについて取り上げている。

人生を歩んでいくと、どこかで勝負をすることがある。その勝負の中で圧倒的な不利のような状況の中で戦わなければならない時もある。しかし勝負は何が起こるのか分からず、時には奇跡が起こるようなこともある。その奇跡を起こすようなメソッドが本書に詰まっている。