甘いお菓子は食べません

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「甘いお菓子」というのはある意味レトリックで、「お菓子」は恋愛に見立てている。直接的にタイトルのことを表すと「もう(少女マンガや純愛小説のような)甘い恋愛はしない(もしくはできない)」と宣言しているようなものである。

それ故に短編集であるが、ドロドロとした恋愛模様、そして赤裸々に語る女性の恋愛事情を描かれており、その姿はなんとも「怖い」という一言である。

その「怖さ」たるや、男性にしかわからない女性の怖さが如実に表れており、なおかつその「怖さ」が女性ならではの魅力を化もしているのかも知れない。

本書は「結婚」「母」「アルコール依存症」などナーバスなテーマが出ており、それぞれのテーマを元に異なる女性の姿が描かれた短編集であるが、どれも異なる「女性」と「甘くない愛」が描かれているため、一粒で何度もおいしい一冊と言える。

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