人生が爽やかに変わる時間術

人は誰しも24時間持っている。その24時間の中には衣食住、さらには睡眠といった時間が必要なのだが、それを差し引いていくと時間は限られてくる。その限られた時間の使い方によって、仕事にしても人生にしても充実するかどうかが大きく変わってくる。どうせ使うのであれば、きちんとした使い方をしておきたいところ。本書はそういった方々のために爽やかに変わるための時間の使い方を伝授している。

PART1「タネ明かし!早起きできない3つの理由」
「爽やかに」と標榜しているのにも理由があり、本書の多くは「早起き」が主軸となっている。そのため本章からPERT3まで、そしてPERT5の一部とページ数が多く割かれている。ビジネス書でも「朝時間」や「早起き」と言った本が数多く出回っていることから、「朝」が重要だと言うことはビジネスマンの共通認識としてある。
とは言っても人によって私みたいに早起きが苦手な人がいる。その早起きが苦手な人にも「原因」があるのだが、その原因とはいったい何なのか、本章ではそれについて3点述べている。

PART2「すい~っと早起き・朝時間活用」
早起きが苦手な人が、どのようにして早起きをして行くか、本章では「ToDoリスト」や作戦の立て方など、具体的な方法を伝授しているが、その方法はごく当たり前なことがけっこうある。もしもあなたが時間管理に悩んでいるのであれば「それ知っている」と言わずに、全部見直してみるのも手である。

PART3「ランクアップの早起き「7つの習慣」」
本章から実践編に入る。早起きをするにも根幹は「習慣」を変えなくては話にならない。その習慣を変えるためには、その7つの習慣を取り上げ、どのように変えていくべきかを伝授している。

PART4「たったこれだけ!時間管理の7つ道具」
時間管理をするにもツールは合った方が良い。そのツールを「7つの道具」として取り上げているが、その道具はごくありふれたものである。

PART5「人生が爽やかに変わるチェック100」
本章では人生を爽やかにするための方法を100取り上げているが、その100をリスト化して、早起きをするためのToDoリストにして一つ一つ実践してみるのも、早起きの習慣にするための方法の一つとしてある。

最初にも書いたとおり時間は有限である。その有限な時間の使い方であればビジネス書でもたくさんあるが、本書は「朝」の使い方に重きを置いている。そのために早起きの習慣を身につけることを基本とし、それから時間の使い方を実践する順番となっている。