日本神話の女神たち


日本は「八百万の神の国」と呼ばれるほど、たくさんの神が存在する。その思想は宗教というよりも、むしろ日本の国土としての考え方にあり、日本にいる民族それぞれに様々な神を崇めることができる土壌があると言っても過言ではない。本書はその中でも女神にフォーカスを当てているのだが、どのような役割を持ったのかそのことについて取り上げている。

第一話「アマテラス」
アマテラスは言うまでもなく「天照大神(あまてらすのおおのかみ)」である。しかし天照大神は日本神話における最高神であり、男性的な神であるイメージを持たれるのだが、著者曰くギリシャ神話に出てくる戦女神・アテナと似ているところがあるのだという。

第二話「母元型を表わす女神」
女神にも様々なものがあるのだが、本章では「母なる女神」を取り上げている。その最たるものとして「イザナミノミコト(伊耶那美命)」がおり、善悪双方の側面もあれば、「母」としての側面を見せている。ほかにも女鬼と呼ばれる女神も取り上げている。

第三話「父との結びつきの強い女神たち」
女神の中には父神との結びつきが強い神も存在する。その代表として本章では「トヨタマビメ」と「スセリビメ」を取り上げている。それぞれの神は山幸彦、オホクニヌシミコトがいるのだが、関連性だけではなく、父神の存在と娘とのつながりにも言及している。

第四話「英雄を助ける女神たち」
日本における神々にも英雄がおり、それを支える神々も存在する。その神としてヤマトヒメ、サシクニワカヒメ、スゼリヒメを取り上げている。

第五話「自己犠牲の女神たち」
神々の中には自分自身を犠牲にしてまで他人を助ける、あるいは繁栄をもたらせようとする神が存在する。その中でも本章ではそういったことを行った女神を取り上げている。

「八百万」といる日本の神々の中で女神はどれくらいいるのかというと、数えることは難しいといえる。そもそも正確な数自体把握できていないのだから。とはいえそれぞれの女神にはそれぞれの役割が存在する。本書はその代表としていくつかの女神とその役割を紹介している。

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