つながるカレー―コミュニケーションを「味わう」場所をつくる

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本書のサブタイトルにある「コミュニケーションを「味わう」場所」は様々とある。例えば「食事会」や「朝食会」などを使ってコミュニケーションをする機会があるのだが、本書はあくまで「カレー」が基軸にある。しかもすでにあるものを食べるのではなく「カレー」をつくるところからはじまるのだという。しかもそれは一つの地域ではなく、全国を巡りながら行うというようなものもあるのだそうだ。そのカレーと人とのつながりを営む
「場所」の役割とは何か、そのことについて取り上げている。

1.「まちで鍋を炊く」
本章のタイトルを見るに炊き出しをしているのかと勘ぐってしまうのだが、空き店舗を探し、現地で材料を調達し、カレーを作り、共に会話しながら食するのが「カレーコミュニケーション」の醍醐味である。

2.「場づくりのヒント」
その「カレー」を通じたコミュニケーションを行う場は「小鍋会」という名前で催されている。その小鍋会などの「場づくり」はどのようにしてつくられていくのか、本章ではそのヒントについて取り上げている。

3.「チームで動く」
「会」などを盛り上げるためには1人ではできない。チームを作ることが何よりも重要になってくる。そのチームで動くことの重要性と、それぞれの役割について伝授しているが、あくまで「チーム」と言っても規模はささやかな人数であるので、気負いする必要はない。

4.「続けるための工夫」
「場づくり」は1回の会だけで終わるわけではない。何回も続けることによってコミュニケーションの場は広がりを見せ、そして会の認知が浸透していく。そのためには「続ける」ことがどうしても必要になってくるのだが、その続けるための工夫はどうしたら良いのかを取り上げている。

5.「コミュニケーションを「味わう」場所」
本章は「続けること」「場づくり」とも共通するのだが、そのコミュニケーションを「味わう」場としての「カレー」の会をどのように盛り上げたら良いのか、そしてカレーの「会」の本当の目的とは何かを取り上げている。

本書はあくまでカレーを通じたコミュニケーションの場を提唱しているが、もちろんこれはほかの鍋でも同様のコミュニケーションが取れるような気がしてならない。ただカレーはほとんどの人が好きな料理である。そのことに着目をすると、コミュニケーションをつくるのにはもってこいと言えるのかもしれない。

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