ヒトはこうして増えてきた―20万年の人口変遷史

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現在地球では72億人ものヒトがいるのだが、急速に人口が増えてきたのは20世紀に入ってからのことである。急速に増えていったのはわかるが、それまではどのような人口の増え方をしていったのか、そのことについて取り上げているのが本書である。

第一章「賢いヒト―20万年前=5000人?」
ヒトが初めて生まれたのは約400万年前、アウストラロピテクスが始まりだった。そこから緩やかに人口を増え始め、20万年前には5000人までに増えたのだという。

第二章「移住―7万年前=50万人?」
本章にあるタイトルは何かを意識してのことなのだろうか。「7万年前」と言うと「ドラえもんのび太の日本誕生」の物語で出てくる舞台が「7万年前の日本」である。その時代には地球全体への移住が進んでいたという。

第三章「定住と農耕―1万2000年前=500万人」
前章までは「?」にタイトルがついていたのだが、あくまで推測値と言えるが、本章以降になってくると、確証とまではいかないものの、数的な論拠が出てくることから「?」は消えている。日本では縄文時代の末期で「縄文土器」などの土器や石器が生まれた。また世界に目を向けてみると、「農耕」の概念が生まれ、人が定住するようになっていったという。

第四章「文明―5500年前=1000万人」
5500年前になってくると世界各地で「文明」が生まれ、様々な文化が栄えるようになった。さらに時代が経つにつれ、戦争などが起こったり、領土が広がったり、感染症などの疫病が大規模化したりするなど、様々な歴史的な出来事が起こるようになった。

第五章「人口転換―265年前=7億2000万人」
今から265年前と言うと18世紀に当たる。その時イギリスでは産業革命が起こり、最も栄えた国と言える時代であり、「欧米列強」が強さを見せた時代でもあった。さらに言うと本章ではイギリスを中心とした「人口転換」が起こったという。その「転換」とは何かというと、今の日本で起こっている「出生率の低下」などがあるという。

人口がどのような経緯で増えていったのか、そのことについて取り上げた本はなかなか見たことがなかったのだが、それは文明の歴史との通じている部分があるといえる。冒頭にも書いたように現在は72億人なのだが、これからどのように増えていくのか、それは定かではない。

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