誰からも頼りにされる上司の仕事のすすめ方

今年の4月に新しく社会人となった方は研修をしている方も多いと思う。中にはすでに仕事をスタートしている方もいる。新入社員のみならず、4月から新たな所、ポジションで仕事を始める方もおり、昇進して新たに部下を持った方もいることだろう。

特に後者の場合は今までの仕事とは少し違うことにより、戸惑ってしまう方もいるかもしれない。本書はその方々のためにどのような仕事を進めたら良いのか、そのことについて取り上げている。

第1章「姿勢編―ぶれない軸を持つ」
「上司」と言うと組織のリーダーを任されるような場合もあるのだが、そのリーダーとしての姿勢も組織の運営に大きく関わってくる。そこでどういう姿勢が求められるのか、その一つとして「軸」があるのだが、果たして軸とは何か、本章ではそのことを取り上げている。

第2章「ミッション編―全体を見通せる力をつける」
組織としてなすべきこと、目的などを「ミッション」を表している。そのミッションを持ち、共有化することもあるのだが、本章ではあくまで上司の自分をハブ化しつつ、組織内外を円滑なものとするにはどうしたら良いのかを伝授している。

第3章「コミュニケーション編―メンバーを行動へと駆り立てる」
そしてメンバー同士、あるいは自分とメンバーとのコミュニケーションを円滑にする必要がある。しかしそれに「効率」を求めすぎてしまうと、連絡は円滑になるのだが、やり取りが簡略化してしまい、むしろメンバーたちとの壁ができてしまう。その壁を取っ払うためにどのようなやり取りをするか、そして体験をすべきかそのことを伝授している。

第4章「チームワーク編―信頼をベースにしたチームを作る」
組織なので「チームワーク」も必要になってくる。そのチームワークをどうしたら良いか、関心事や共通体験、ルールや会議の運営に至るまでの方法を取り上げている。

第5章「目標達成編―日々チームで結果を出す」
チームを引っ張っていくためには「ミッション」や「目的」、そして「目標」の設定が大事になってくる。もっとも組織はどのような結果を出すかで大きく変わってくる。その目標達成に向けてメンバーをどのようにして引っ張っていけば良いのか、そのことを示しているが本章である。

第6章「自己啓発編―自らを成長させる」
リーダーを呼ばれる人もメンバーと同じく成長をしていく必要がある。その成長はどのようにしていけば良いのか、本にしても体験にしても様々な方法があるのだが、成長をすることの良さを本章にて取り上げている。

初めてリーダーとなる人はどのようにふるまったらよいのかわからない方も多い。そのふるまいをどうしたら良いのか、自分だけじゃなく、メンバーとどのようにかかわっていき、目標や目的を達成していくか、その進め方の基本が本書にある。