自分のついた噓を真実だと思い込む人


「嘘」をつく人は必ずいる。もちろん状況によっては「嘘も方便」ということわざがあるように、嘘を使うことによって好転するようなこともあるのだが、たいていの場合嘘をついてしまうと、自分自身に殻ができ、それでいて「偽りの自分」を演じるようになる。しかもそれが厄介なものとして他人にもその嘘を伝え、相手を騙すようなこともある。

本書は2014年に起こった中から有名な小保方晴子や佐村河内守の事件を元に「嘘」を真実だと思う人の特徴と、その回避策について取り上げている。

第1章「あなたの隣の迷惑な嘘つきたち」
もしもあなたの隣に嘘つきがいたらどうしたら良いか、本章ではその嘘つきとはどのような存在か、そしてその人たちはどのようにして嘘をつくのか、そのことにについて取り上げている。

第2章「なぜだまされてしまうのか?」
その嘘に騙される人もいるのだが、その騙される要因としてはどのような原因・傾向にあるのか、印象操作から、話し方、言葉の裏に至るまで要因を分析している。

第3章「「あえて言わない」という嘘つき」
「嘘」と言うと言葉に出すようなものもあるのだが、態度に出すような嘘も存在する。そういった嘘を「あえて言わない嘘」として取り上げているのだが、本章ではその嘘について事例も列挙されている。

第4章「精神科医でも嘘を見破れない理由」
嘘を見破れるようなこともあれば、人によっては見破れないような嘘をつく人もいる。その見破れない嘘の中でも著者のような精神科医にも見破れないものもある。それはどのような嘘があるのか、そしてなぜそういった嘘をつくのか、そのことを取り上げている。

第5章「嘘を見抜くための「プチ悪人」のすすめ」
そういった嘘を見抜くためのコツとして本章では「プチ悪人」となることを提唱している。最近の本でも「悪人」や「嫌われ者」になることを勧めているのだが、なぜそれを勧めているのか、そしてどのようにしてプチ悪人になっていけば良いのか、質問法も含めて伝授している。

第6章「もしも相手の嘘に気づいたら」
第5章で取り上げた見抜き方で嘘に気づくことができたらどうしたら良いか、単純に嘘だと率直に言うのではなく、一工夫必要になるのだと言う。その「工夫」とはいったい何なのか、そのことについて取り上げている。

世の中には嘘をつく人がたくさんいる。しかし冒頭にも書いた「嘘も方便」という諺がある通り、嘘が必要になるときもあるのだが、それはごくわずかな時である。多くは人をだましたり、自分自身を隠したりするようなネガティブな意味合いで嘘をつく人・ことが多いのだが、それを真実だと思い込み、嘘を嘘だと思わないような人もいるのだという。その方々に嘘を見抜き、伝えるにはどうしたら良いか、その方法がここにある。

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