空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?―ドローンを制する者は、世界を制す

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。

先日「ドローンの世紀 – 空撮・宅配から武装無人機まで」と言う本を取り上げ、ドローンの未来と現状について取り上げた。ちなみに本書はドローンの可能性とどこの国がドローンを制するのかを取り上げている。

ちなみにドローンと言うと最近では熊本地震における被害状況についてドローンを使って調査しているというのが挙げられる。

第1章「ドローンの現状」
ドローンの意味は「ドローンの世紀」で詳しく取り上げたのでここでは割愛するのだが、元々軍用機として扱われていた。しかしそれが民間に転用することができ、写真撮影のために使うなど個人でも使用できるようなものもある。ラジコンとは違いドローンは俗に「空飛ぶスマホ」と呼ばれるほど便利なものとなっており、インターネットの延長線上にドローンがあるのだという。

第2章「ドローンと世界の3大メーカー」
ちなみにドローンの世界でも「3大メーカー」なるものが存在する。一つはアメリカの「3Dロボティクス」、一つは中国の「中国DJI」、そしてもう一つはフランスの「パロット」といいうメーカーがしのぎを削っている。その3大メーカーはどのようなドローンを開発し、覇権を争っているのか、そのことについて取り上げている。

第3章「ドローンと日本」
日本でもドローンは一般層でも使われるようになり、動画や生放送などで扱われて行っているのだが、昨年の4月に起こった「首相官邸ドローン落下事件」が起こり、法整備が進められた。そういった法整備や使用の現状ばかりではなく、「国産ドローン」は開発可能なのか、そして現在第2章で取り上げたどこのドローンが日本にて使われているのか、その観点からの「現状」を取り上げている。

第4章「ドローンの未来」
ドローンは今でこそ、一般的にも使われており、認知されているのだが、著者はまだ「革命」に至っていないという。その「革命」は何をもってなせるのか、そして革命はどのようなものになるのか、そのことを取り上げている。

ドローンは昔から軍用機として使われたのだが、一般的に使われだしたのはごく最近、さらに認知されるようになったのは昨年からである。様々な可能性を秘めている。反面ドローンの使用を禁止したり、規制したりするような法案が整備されるなど、ネガティブな事象も捨てきれない。そのことを考えると明るい・暗い双方の未来がドローンには見えているのかもしれない。