光が照らす未来 照明デザインの仕事


光は人を明るくするだけではなく、仕事をするにあたって必要なものである。しかし光は観光名所に光を灯し、彩を与えることもできる。そういった光を証明でもって操り、それでいてデザインを行う、いわゆる「照明デザイナー」と呼ばれる職業の人がいる。本書はその照明デザイナーの人生とともに、なぜ照明デザイナーになったのかを取り上げている。

第1章「将来を考え続けた学生時代」
著者は1938年に生まれた。ちょうど第二次世界大戦が始まったばかりで、大東亜戦争がはじまる3年前のことである。戦乱の中で育ってきた中で、これからの人生について色々と悩み、考えたという。

第2章「やりたいことを仕事にする」
悩み、考えていくにつれ年を重ねていき、ついに大学に進み、社会人になっていった。その社会人になる際に入ったのが「デザイン事務所」。元々アルバイトでデザイン事務所に通っていたが、そこに就職をしたのである。

第3章「明かりを求めて世界に旅立つ」
就職してからは家具や家庭用品などのデザインの開発に取り組んだのだが、その後照明器具のデザインも行うようになった。その照明器具のデザインで光の魅力に魅せられて、照明デザイナーの道を志し、留学することとなった。

第4章「照明デザイナーとして生きる」
留学のため、フィンランドやドイツなどの国々を回り、帰国後、照明デザイナーとしての仕事をスタートしたが、そもそも「照明デザイナー」の職業の概念はなく、どのような仕事の理解もなかった時代である。その時代もあってなかなか仕事が取れなかったものの、世界的な建築家と出会い、仕事をもらい、実績を積み重ねていった。

第5章「日本の夜の街に光を!」
今でこそ至るところで行われている「ライトアップキャラバン」だが、それをスタートさせたのが著者である。元々ロンドンをはじめとした海外でも行い始めていたことに着眼した著者が京都で実験し、それが全国に広がりを見せた。

今となっては照明や光の重要性は深く認知され、ライトアップのイベントも様々な所で行われるようになった。また「照明デザイナー」も著者のほかにも何人か出てくるようになったのだが、その草分け的な存在が著者である。その著者の人生から見て新しい仕事、職業を持った人がどのように道を切り拓いていけば良いのか、その参考資料となる一冊と言える。

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