つらい時は「やってらんな~い」って叫べばいいのよ

あなたはいつ・どこで「つらい」と思ったことはあるのだろうか。私の場合は四六時中「つらい」ような場面に出会ったことがあり、実感として思ったことも幾度となくある。そのような時にこそ気合を入れて前に進むことにしているのだが、そういったことでさえもおっくうに思ってしまうこともある。しかし本書の著者はそういう時にこそ「やってらんな~い」と言う風に叫べばよいのだという。本書ではその理由とともに、恋愛・仕事・生活のそれぞれの悩みに対して説法を行っている。

第1章「オネエ坊主の幸せ説法 恋愛編」
私自身恋愛を行ったことがないのだが、恋愛をしていると様々な悩みや壁にぶつかることがある。それは恋愛独特なものもあるのだが、その悩みに対して人生や欠点など、人間そして仏教の根幹から説いている。ちなみに「恋愛」と一括りにしても、彼氏・彼女の関係もあれば、夫婦における「恋愛」も本章にて取り上げられている。どちらかと言えば女性観点から見ている部分が多い。

第2章「オネエ坊主の幸せ説法 仕事編」
次は仕事に関する悩みである。実際に仕事をしている身であるので、けっこう悩みはつきものであるのだが、その悩みも仕事そのものから人間関係に至るまで様々である。本章ではそういった仕事に関する悩みに対しての道を説いている。

第3章「オネエ坊主の幸せ説法 生活編」
生活は仕事や恋愛とも直結する部分が存在する。もっと言うと人生そのものが「生活」に包含されていると言っても過言ではない。なので本章では人付き合いや部屋の掃除と言ったものから、結婚や離婚、さらには挫折や感謝、文化と言ったところまでの悩みを説いている。

仏教や哲学などに関するお悩み相談を行った本はいろいろと読んだことがある。しかし本書は悩み相談に関してQ&A形式に答えているのではなく、あくまで著者が受けた様々な悩みをまとめて、単元ごとに説いている。もちろんそれらの悩みは仏教的な部分もあるのだが、巻末には仏教用語についてわかりやすく解説されているので、仏教がわからない方でもスラスラと読み解くことができる。