尻尾と心臓


本書は会社を舞台にしながら、ビジネスや人生について語っているように見える。そのことを考えると「ビジネス小説」のカテゴリに入るのかと思いきや、実際のところビジネスの場を舞台にした小説である。しかしその物語の中にはビジネスにおいて大切なこと、そして本書の帯にも書いてある通り「仕事とは何か?」の本質を取り上げている部分もあれば、人生の歩き方はどうあるべきかを説いている。

ちなみに本書は転職をした女、そして出向した男の2人がそれぞれの子会社で働きながら、会社の恐るべき「闇」が存在した。しかもその「闇」は一人ではなく、その2人の周囲にいる人物たちそれぞれがつながりあっているような感じがしてならなかった。決してあり得ないように見えてあり得るような印象を持ってしまうようであり、読んでみてゾッとしてしまった。

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