1億総バッタ時代~自由になりたかった僕らの独立術~

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼
「1億総バッタ」というとあまり聞きなれないのだが、本書の帯を見ると虫かごの中にあるバッタが描かれているが、それは「かごの中の鳥」や「回し車の中でクルクル回っているハムスター」といったほうが良いのかもしれないが、サラリーマンの現状そのものを表している。著者自身も今でこそ独立はしているものの、かつて上場企業の営業マンだった。その中での経験からサラリーマンでいるからでこそのリスクを背負っている。

その著者が独立し、自由になるためにどのようなことを行っていったのか、そしてどのような心得をもって動いたのかそのことについて取り上げたのが本書である。

第1章「自由にはばたくための、第1歩」
働く人は皆バッタなのかもしれないが、バッタには様々な種類がある。最初にも取り上げた虫かごの中にいて身動きの取れないバッタで良いのか、どのような障害もなく、強く高く、それでいて自由に飛ぶことができるバッタの方が良いかというところにある。著者は後者を目指すべく何をしたのかというと「自分で稼ぐ」ことにあった。その「自分で稼ぐ」ことは一体何かというと、総じて言えば「ネットビジネス」である。

第2章「自由にはばたくための、ジャンプアップ術」
ネットビジネスでトライアンドエラーを繰り返し、はばたくための準備ができた。それから新たにどのようなビジネスを行っていけば良いのか、ジャンプアップするためのネットビジネスと、それを実行するためにどのような準備をし、そして実行していったらよいのか、本章ではメールマガジンや商材販売といった方法を取り上げている。

第3章「自由にはばたくための、ちょっとした心得」
最後に自由に羽ばたくためのマインドセットをするために、決断をする、情報の取捨選択をする、人脈を持つなど様々な考え方を取り上げている。

本書は自分自身が羽ばたくための方法として「ネットビジネス」を挙げている。実際に本書で取り上げたネットビジネスは現に行っている方もおり、やり方を学び、コツコツと実践していくことによって羽ばたくことができるが、本書だけではなく、具体的なネットビジネスの方法は専門の本やホームページを選び、取捨選択を行いながら、地道に行い続けていくことによって本書の価値が生きる。本書はそういった一冊である。