孤独を克服するがん治療~患者と家族のための心の処方箋~

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
もしも「がん」が告知されたらあなたはどうするか。内容によるが目の前が真っ暗になってしまう方も少なくない。そのような状況の中でどう立ち向かったらよいのか、本屋に行って探す人、インターネットで探す人、もしくは色々な人の意見を聞く人など人それぞれである。しかし情報によってはがんをさらに蝕んでしまうこともあれば、快方に向かう、あるいは亡くなるまで付き合える場合もあるという。本書はがんの受け止め方、付き合い方、そして家族はどう対応したらよいのかについて、様々ながん患者とのかかわりあった経験を通じで伝授している。

第1章「がんを告知され、受け止めるために」
本書の冒頭に追加して「がん」を告知され、さらには余命も宣告されたらどうするか。もちろんがんにも初期段階の「ステージⅠ」もあれば、ほぼ末期の状態にある「ステージⅣ」と呼ばれるものも存在する。そのような状況の中で患者、家族それぞれどのようにして受け止めたらよいのかを取り上げている。

第2章「がんに立ち向かうために」
がんまたは余命を宣告された場合、どのように立ち向かったらよいのか、むしろ目の前が真っ暗になってしまう人・家族が多くいるだろう。もしも自分ががん告知されたら、おそらく目の前が真っ暗になってしまう。そこからどのように立ち向かい、そして治療、もしくは付き合っていくためにはどうしたら良いか、そのことについて取り上げている。

第3章「患者の家族ががんに向き合うために」
患者の家族は、がんにたいして、そしてその患者に対してどのようにして接したら良いのかわからない人も少なくない。では、家族単位でどのように向き合ったらよいのか、そして仕事などはどうするべきかについて答えている。

第4章「患者と家族がよりよい関係を築くために」
がん患者にとってがんとはどのように付き合ったらよいか、いろいろと相談して付き合うようにしているのだが、家族はどうなのかというと「いつ死ぬか?」「いつ治るのか?」など気が気ではない。その家族のために患者との付き合い方はどうすべきかを取り上げている。

第5章「医者や病院とよい関係を築くために」
「付き合い方」は患者と家族ばかりではない。医者、及びそれを含めた関係を築くことにどうしていくか、コミュニケーションの取り方から、医療の受け方に至るまで伝授している。

「がん」は生活習慣病と言われるのだが、このご時世がんで亡くなる人もいれば、抗がん剤治療で致死率は右肩下がりとなってきた。しかしがんは今でも目の前が真っ暗になってしまうような病気である。そのがんとの付き合い方は人それぞれであるのだが、その人それぞれの中で快方に向かう、あるいはずっと付き合っていけるような方法はどうしたらよいか迷う人も多いのだが、そのバイブルと呼ばれる一冊が本書と言える。