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2016年8月

営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由

営業バンとはいったいどのようなものなのか、簡単に言うと「バン」は「貨物車」であるという。そもそも貨物車というと列車で色々なものを運ぶ貨物列車を想像してしまうが、車ではそこまでの長さはないものの、ヒト・モノを運ぶ車のことを総称して「バン」という。そのため厳密にタクシーもまた「バン」の一種である。その「バン」で高速道路をぶっ飛ばせることができるのだというが、その理由はどのようにあるのかそのことについて […]

働かないの―れんげ荘物語

タイトルを見るからにニートの小説なのかというと、実際にメディアで取り上げられるようなニートではなく、40代後半の女性であるという。そう考えると専業主婦かとイメージしてしまうがそうではなく、本当の意味で「働かない」ためニートである。そのような女性が本書のサブタイトルにもある「れんげ荘」で月10万円の生活を送っているのだという。 しかしその「れんげ荘」はどこにあると探してみたが、どこの都道府県なのか、 […]

決意とリボン

元々著者はコピーライターとして活躍し、その後小説家・エッセイストとして多くの著書を世に送り出すなどの活躍を果たした。そのほかにもコメンテーター活動も含めてテレビにも出演しており、まさに「引っ張りだこ」と呼ばれる作家の一人として挙げられている。 その引っ張りだこの作家として挙げられている。その作家が政治に関すること、テレビに関すること、テレビの中でも出演しての裏側と視聴しての雑感など両方の側面を持っ […]

大統領を殺す国 韓国

物々しいタイトルであるが強ち嘘ではない。その嘘ではない理由として前の大統領である李明博以前からずっと自殺をしたり、あるいは様々な嫌疑をかけられ逮捕されたりするなど、悲惨な人生を歩んでいる。「殺す」という言葉には物理的な意味もあるのだが、バッシングにより自殺に追い込まれる、名誉が傷つくというような意味合いも含まれている。 第1章「国民からソッポを向かれた「建国の父」李承晩」 韓国(正式には「大韓民国 […]

泣いたの、バレた?

本書は2013年5月~2014年5月に「週刊現代」で連載されていたエッセイを収録されたエッセイ集である。この時代は安藤美姫もあれば、紅白歌合戦、三陸鉄道、ソチオリンピックなどの時事的な出来事もあれば、著者の普段の生活の中で思ったこと、感じたことを取り上げている。 テレビのこと、お芝居のこと、旅行のこと、仕事のことなどありとあらゆることすべて裾野を広げると幅広いのだが、一つ一つ著者ならではの気付きや […]

プラグマティズム―限りなき探究

プラグマティズムとは、 「実用主義、道具主義、実際主義とも訳される考え方」(Wikipediaより) とある。理想と相対し、現実的な見方のようにも見える。しかし本当のところプラグマティズムとはどのように定義されているのか、そして今日までどのような論争が行われてきたのか、本書はそのことについて取り上げている。 第一講義「ウィリアム・ジェイムズの不滅性」 ウィリアムズ・ジェイムズはアメリカの哲学者・心 […]

スポーツアナウンサー――実況の真髄

アナウンサーと言ってもニュース専門の「ニュースキャスター」、さらには本書で取り上げる「スポーツアナウンサー」が挙げられる。直近ではリオデジャネイロのオリンピックもあれば、高校野球もある。それらのスポーツの中継放送で実況を行うのが本書で取り上げるアナウンサーの役割なのだが、その実況から見たスポーツとは何か、そしてスポーツアナウンサーの具体的な役割と背景はどこにあるのかを取り上げているのが本書である。 […]

勲章 知られざる素顔

勲章というと毎年4月・11月に発表され、メディアでも取り上げられる。内容としては「●●小受章」や「△△大綬章」というような形がある。今となってはこの名であったが、かつては「勲一等◆◆章」といった形だった。そもそも勲章はどのような歴史をたどっていったのか、そして現状はどうなのか、そのことについて取り上げている。 第1章「勲章誕生―薩摩藩の野心、幕府の焦燥」 元々日本に勲章という概念が生まれたのは明治 […]

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

人は誰しも「考える」。しかしその考え方によって習慣や付き合い方が変わる。もっと言うと心や仕事にも変化を起こすことができる。その考える中で「ゆるさ」が必要になってくる。ゆるく考えることによってラクに生きる術、さらにはストレスフリーになることの良さについて書かれている。 1.「ラクに生きる」 本章のタイトルにある生き方はどうしたら良いか、退屈や諦めを主体にした生き方を提示している。もちろんラクに生きる […]

いとの森の家

福岡の団地で暮らしていた娘が父親のある「思い付き」で山々に囲まれた小さな村に住むようになったという。その住むところが「森の家」と呼ばれるところにあるのだが、その森の家の中では「おハルさん」と呼ばれる婆さんがいる。そのおハルさんは娘にとって特別な存在にまでなったのだが、その中で出会っていく「生」と「死」を描いている。 元々は一般書にて書かれたのだが、後に児童書にもなり、やがてドラマ化された一冊であっ […]