生命保険とのつき合い方

私自身は生命保険に入っていないし、現在それに加入する考えはないのだが、もしものことを考えて生命保険を選ぶとして、どのように付き合っていけば良いのか、参考資料として、付き合い方や買い方などを取り上げている。

第1章「生命保険はなぜ必要か」
生命保険についての勧誘を受けることは何度かあったが、その度に聞いていて腑に落ちないことがある。それは生命保険を単にかけるだけなのに、たくさんの特約が出てくるし、契約をしていてわけのわからない状況に陥ってしまうため、そのことを恐れて現在も加入している状況にない。
しかし著者に言わせれば、生命保険は必要なことであるという。その必要な理由として「リスク」や「レバレッジ」などがあるという。

第2章「まず、政府のセーフティーネットを知ろう」
生命保険の利点ついて、そして商品を選ぶ前にまず政府のセーフティーネットを知る必要があるという。そのセーフティーネットのあり方について本章では現状と今後とともに取り上げている。

第3章「生命保険にはどのような商品があるのだろう」
「生命保険」とひとえに言っても、様々な種類のものがある。その種類は「リスク」によって大分されるのだが、主に「死亡」「疾病」「老衰」などもあれば、生命保険の中にはリスクではなく、単純に「貯蓄」を主目的とした保険も存在するという。もっと言うと「死亡保険」「がん保険」「医療保険」「養老保険」「終身保険」など挙げるだけでも数多く存在しており、そのことが生命保険の括りを複雑化している要因である。

第4章「生命保険を買う前の注意点」
複雑化している生命保険だからでこそ、安易に勧誘やパンフレットの話に乗せられて買わないように注意して買う必要がある。その注意したいポイントについて「そもそも生命保険料は固定費であること」「控除」「付合契約」「特約」などが挙げられる。

第5章「生命保険をどう買うか」
生命保険の買い方もあれば、どのような生命保険が最適なのかも含めて生活のスタイルそれぞれにある。つまりは「人・家族それぞれ」であるのだが、そのそれぞれの中で生命保険をどのようにして選んだら良いのかについて取り上げている。

第6章「生命保険をどこで買うか」
生命保険の買い方は数種類あり、「セールスから買う」「代理店で買う」「電話で買う」のほかに、著者の会社のようにインターネットで買う手段もある。

第7章「生命保険料はこうして決められる」
おそらく生命保険加入時に気になる部分とも言えるのだが、そもそも生命保険の保険料はどのようにして決められているのか、平準表や利率などの計算材料から、保険料の種類に至るまで網羅している。

生命保険を加入するとなると、様々なことを考えたり、下調べしたりする必要がある。その理由として死亡も含めた様々なリスクをヘッジ(分散)するためにも必要なことであり、もちろん保険料の支払いとして効率よく積み立てを行うようにしておくためでもある。そのために賢い選び方はあらかじめ身につける必要があるのだが、その参考資料として本書があるといえる。