強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

どのような「強烈」なオヤジなのか気になってしまい本書を手に取った。風貌からして強烈なのか、それとも中身が強烈なのかどちらかなのだが、その中でも後者だけでなく、経歴も含めて「強烈」という言葉が似合うのかもしれない。その強烈な教育はどのようなものなのか、そしてそのことによって息子3人を京大に進学させることができた秘訣を取り上げている。

第1章「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に送り込んだ話」
強烈オヤジの教育はまさに「型破り」というか、「破天荒」といった方が正しいのかもしれない。というのは本章のタイトルにもあるように学校や塾にも通わせないことからすごい。もっと言うと遊ぶものにしても自分自身の頭で考え、行動することで、クリエイトするなどを行うことによって「教養」を身につけ、大検という道を選び、受験勉強を経て京大に進学することができたという。その根本には「家庭教育」がある。

第2章「家庭教育の考え方」
その家庭教育を行うための考え方の根本には「好奇心」と「探究心」が挙げられる。それを育てるために親として子どもとどのように接したら良いのか、どのように出会いや生き方をしたら良いのか、そのことについて取り上げている。

第3章「家庭教育の進め方」
家庭教育は「好奇心」と「探究心」の種をまき、芽を生み、育てることにある。その育てるプロセスの中で「体験」や「対話」といったことが挙げられる。

おそらく学校関係者、及び塾の関係者は本書を槍玉にあげて批判をする可能性が高い。しかし著者はどこ吹く風で、息子3人を京大に行かせることができた実績がある。型破りな教育・育て方であるが、そもそも教育のあり方とは何かを考えるきっかけになる一冊である。