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2016年9月17日

四百三十円の神様

タイトルを見るとずいぶん安い神様だなと思ってしまう。それはさておき、本書で取り上げられている「神様」はよく食べられる料理の価格のことを指す。その料理とは何かは物語の核心になってしまうため、あえて取り上げないのだが、その料理を専門に食べられる店はあまりそういったハートフルな物語は読者の心を暖かくさせることができる。 本書はそんな物語が7編集まった短編集である。もちろんある料理専門店のエピソードの他に […]