梟首の遺宝

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本書はもちろんフィクションであるが、そのフィクションは17世紀に実際に起こった虐殺事件を着想して取り上げられている。その事件をもとにして東北の村に隠された「異端者」の楽園と「ドチリナ・カムイモシリ」と呼ばれる古文書がミステリー作品の物語の核心に迫っている。

ちなみに「ドチリナ」はアイヌ語で「経典」であり、「カムイモシリ」という宗教の経典のことを表している。その「ドチリナ」を巡って行方不明になったり、強盗に追われたりするようなことがあったのだが、本当に「ドチリナ」の仕業なのか、それとも「ドチリナ」を利用して犯行を企てたのか、その真相は本書を読み進めていかないとつかむことができない。

本書を読んでいくと謎の古文書の謎を巡った事件の真相を知ることができるとともに、おどろおどろしさも垣間見ることができる。ディープなミステリー好きにとってはたまらない一冊であるが、ミステリー初心者にとっては少し刺激の強い一冊とも言える。

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