マーケットデザイン―最先端の実用的な経済学


マーケットをデザインするということとは一体どのようなものなのか、私自身も本書に出会うまでは全くと言ってもいいほどわからなかった。しかし経済を動かす、あるいは自分自身のビジネスを生み出し、育てるためにはマーケットデザインは多かれ少なかれ必ず必要なものになる。しかしどのようにしてそれをつくっていくのか、本書はその考え方について論じている。

第一章「組み合わせの妙技―アルゴリズム交換とその威力」
そもそもマーケットデザインを行うことは経済学の概念の中に入っているものである。その事例としてどのようにして経済をしていくのか、その中でどのようなサイクルが出来上がるのか、「アルゴリズム交換」というものを利用して取り上げているのが本章である。

第二章「両想いの実現―マッチング理論のケーススタディー」
なにやら「ねるとん」のカップル成立のように見える。それはさておき、両想いとなるような場面は経済の面でも想定されるのだが、その経済の場面はどのようなものがあるのか、そこには「ゼミ」もあれば「受験」、「就職活動」と言ったものが挙げられる。ほかにも会社でいえば「配属」と言ったものも挙げられる。

第三章「競り落としの工夫―オークション理論と経済価値の発見」
オークションもまた第二章にて取り上げた「両想い」の部分もある。しかしながらせり上げてマーケットデザインをするといったことを考えると異なる部分があり、ギブ&テイクの概念に基づいて行われるところにある。もちろんオークションによって市場経済を動かすことができる要素もあり、特に需要の高いものとなるとそれだけで経済効果も見込むことができる。

マーケットデザインを変える、あるいはつくる方法は色々とある。その方法を本書にて取り上げたのだが、それが日本経済を盛り立てていくためのヒントにもつながっていくのかもしれない。

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