スマートフォン時代のインテリジェント旅行術

私自身旅には強い興味があるのだが、その旅をしたことがあるのかというと5年前に萩や神戸などを1週間旅したことの1度しかなく、それ以降一度も旅をしたことがない。そのため「いつか旅をしたい」という思いが強くなっている。とはいえ仕事もけっこうあるので、それが叶うのかどうかは謎であるのだが。

それはさておき、もしも私が旅行をする場合、スマートフォンなどを使ってどのようにして旅行を楽しんでいけば良いのか、本書はその方法を提示している。

1.「旅とデジタルの親和性」
旅をするにもネットから始まる。そもそも宿泊先を探して予約を入れる際にもネットを経由して予約を取ることが多く、最初にも述べた5年前の旅も私はすべてネット経由で予約を行ったことを覚えている。他にもネットでしかできない旅の方法を取り上げている。

2.「旅先でもネットに常時接続する」
旅先でもネットで接続できるスポットは数多くある。宿泊施設であればWi-Fiの他にも有線LANもある。他にも海外でもSIMフリーの端末や海外専用のSIMカードもあるので、スマートフォンでインターネットやパソコンでインターネットをつなげることができるようになる。

3.「旅を進化させるデジタル道具」
旅をさらに楽しくさせるなど「進化」をするためのツールとしてiPhoneやAndroidなどのスマートフォン・タブレットが必要になってくる。そのツールを利用してどのようにして楽しんでいくべきか、そのことについて取り上げている。

4.「旅の情報収集のためのネット」
旅には情報収集も必要になってくる。その情報収集をするにも旅に関する本を集め、調べることも一つだが、ネットで情報を収集することもある。その情報はどのようなものがあるのか、観光スポットはもちろんのこと口コミの情報を集めるにもネットは役立つ。

5.「デジタル化がもたらす旅進化論」
最後は旅をどのようにしてデジタルに残し、表現をするのか、そしてどのようにして海外旅行の際のデジタルの壁を越えていけば良いのかを示しているのが本章である。

デジタルも進化していくのと同時に旅もまた進化する。旅のあり方は変わらないものの、方法は本書のようにデジタルを駆使して行うことによって旅の楽しさが2倍にも3倍にも膨れ上がる。その良さを生み出した一冊である。