ラジオラジオラジオ!

私自身テレビをあまり見ない一方でラジオを聞くことが度々ある。AMやFMもさることながら、最近ではインターネットでも生・録音問わずに配信される、いわゆる「ネットラジオ」も出てきている。番組、そしてその番組によって流れる音楽もヴァリエーションが多く、聞いていても飽きないのが魅力である。もっとも釘付けにならずに済むのだから勉強などをしながら聞くというのも良い魅力として挙げられる。

私事はここまでにして置き、本書は地元ラジオ局で番組を持つ高校3年生の姿を負った一冊である。早い時期からラジオパーソナリティとして活躍しているのだが、お世辞にも人気とは言えず、人気番組にしていくために苦労している姿も垣間見ることができる。

また、ラジオの現場から一歩出ると普通の女子高生であり、高校3年生であるため、「進路」という言葉を否応なく聞かされ、悩むような場面もある。他にもラジオパーソナリティになるまでのプロセスやそもそもパーソナリティを志した夢、そしてパーソナリティになってから主人公と友達とのすれ違いも余すところなく描かれており、感動できる場面も所々あった。

また本書の著者は、私と同じ旭川出身であることもあり、本書とともに親近感を持つことができた。

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