イルミネーション・キス

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季節は11月。そろそろクリスマスに向けて色々なイルミネーションが見られるようになる。そのイルミネーションでときめくようなデートなどのシチュエーションを連想する部分もあるのだが、その中でも本書は「キス」を題材にした短編集である。

本書で取り上げられている5つの「キス」のほとんどは女性から見たものを描いているのだが一つ一つの世界が幻想的であり、もちろん現実にも限りなく近い形で描かれている。なおかつキスに至るまでの恋物語が描かれていて、それがとても切なく、それでいてなんかドキドキするような感じがしてならない。それを考えると「恋愛小説」とも言える作品とも言える。恋愛作品にはデートなど恋愛が育まれるまでの一部始終が取り上げられ、それが心を揺さぶられてしまう。

しかし本書はそれとは異なり「キスまでの部分」にフォーカスを当てているため、恋愛はそれほど多くは取り上げられていない。取り上げられていない分、キスまでの部分が丁寧に描かれているため、読んでいくうちにときめくというよりも「ドキドキする」という感情になってしまう。本書はそういう一冊である。

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