農業と人間――食と農の未来を考える

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日本人は農耕民族であるがゆえに農業は最も重要視されるべきなのかもしれない。しかしながら現在は工業が中心となり、農業の規模はだんだんと右肩下がりとなっている現状にある。しかしながら最近では農業そのものが見直しされ、企業でも農業の世界に進出する所が少なくない。そのような中で農業はどのような変化を見せ、経済発展に貢献していけばよいのかその未来を映し出している。

第1章「フード・セキュリティ―途上国と先進国」
フード・セキュリティというのは簡単に言えば「食料安全保障」である。どのようなものかというと災害などの出来事により食料が確保できなくなるのを防ぐことための対策として行っていることを指す。そのフード・セキュリティは日本でもコメの備蓄などで行われているのだが、諸外国ではどうなのか、先進国と途上国との差も含めて取り上げている。

第2章「経済発展と農業」
農業と経済は密接にかかわっている。その密接にかかわっている中で農業と経済との関係はどのような発展を遂げてきたのか、歴史とともに取り上げている。

第3章「経済成長と食生活」
食生活の変化もまた農業に著しい影響を与えている。特に戦後に入ってからは外食化・欧米化が進みその変化に対応しきれず、農業が衰退の一途をたどるようになっていった。それとともに食料自給率も右肩下がりの一途をたどっていったのだが、そのたどっていった中で政府はどのような対策を行ったのかも含めて取り上げている。

第4章「農業の成長と技術進歩」
産業も同じく農業もまた成長する。その成長は農業にどのような変化をもたらし、なおかつ経済にどのような変化をもたらしていったのかについて取り上げている。

第5章「変わる農業、変わらぬ農業」
農業にも変化はあるのだが、反対に全く変わらないものもある。そのなかでも「変わらないもの」とは一体どのようなものがあるのかを取り上げている。

農業は人間として生きていくうえで最も重要な「食」を担っている。その担っている「食」を支える農業の対策を行うこともまた、経済政策や安全保障の一つとして挙げられるのだが、本書は歴史とともに紐解き、新たなる対策を考えていくうえでのいい参考材料となる一冊である。

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