「音大卒」は武器になる

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私は中学・高校と吹奏楽部として活動してきた。吹奏楽部の同輩はもちろん、先輩・後輩の中には高校から音大に進学し、プロとして活躍している方も少なくない。しかし音大生の中には音楽教室を経営、あるいは従業員となって働くという人も少なくない。そのことを考えると音大生は武器にならないかと思いきや、それを逆手に就活の武器にできるのだと著者は言う。その理由と武器の作り方・使い方を本書にて示している。

第1部「音大卒を武器にする」
第1章「音大生の力」
音大生というと音楽にどっぷりつかっているイメージが強いのだが、そうではない。音楽もさることながら、様々なコミュニケーションの力を持っている。一般の大学とは違い、教授と学生のマンツーマンになったり、あるいは少人数制の中でディスカッションをしたりするケースが多くあり、そのことでコミュニケーション能力が身につくという。音大生の中には音楽教師・プロ演奏者などが挙げられるが自分自身がどのような立ち位置にいるのかを分析していけば「武器」に昇華することができる。

第2章「音大生は将来どうなるの?」
音大卒とひとえに言っても道は様々である。前述の演奏者・教師の他にも音楽教室を経営する、あるいは私の知り合いではセミナーの講師として活躍し、会社を経営するまでに至った方もいる。道は様々であるが、道それぞれに「適性」が存在する。

第3章「音大生が陥りやすい罠」
音大性は真面目だという。その真面目さは時として武器となる一方で、時として「足枷」となってしまう。その要因について取り上げつつ、「勘定」にも弱い部分もあるという。他にもある「罠」の数々を列挙している。

第4章「音大生こそ就職を目指せ!」
音大生というと就職には向いていないイメージがあるのだが、普通の大学にはない「武器」を持っている。その武器は一般大学では身につけることができないのだから一般企業でも強みとして扱われることがあるという。

第5章「それでも音楽をやりたい人へ」
それでもなお音楽の道を捨てきれず、歩もうとする人も少なくない。そういった方々に向けてどのようにして音楽の道を歩むべきかを示している。

第2部「【実践編】音大生の就職マニュアル」
第1章「企業の学生を見る目、就職活動のポイント」
ここからは実践編として音大卒としていかにして就職戦線を渡り歩いたらよいのかを取り上げている。就職活動で面接官・人事担当者はどの基準で人を選ぶのかを取り上げている。

第2章「就職活動の流れ、企業の選び方」
本章も一般的な就職活動の流れを取り上げている。音大卒の就職活動も一般的な大学とさほど変わらない。流れにしても次章以降のエントリーシートや試験・面接も同様である。

第3章「エントリーシート、履歴書の書き方」
流れは前章で書いた通りである。しかしここで音大卒をどのようにアピールをすべきか、本章では「書く」観点から伝授している。

第4章「筆記試験、面接の受け方」
面接は1対1もあればグループ面接なども挙げられる。その中でどのようにして音大生は武器であることをアピールしていけば良いのか、元々コミュニケーション能力をみっちりと鍛え上げたからでこそ成せるものである。

本書を店頭で見たときに、私の周囲に元音大生の人の先輩や同輩、後輩の顔を思い浮かべた。その方々は今本当に頑張っているのだろうかとさえ思ったのだが、その方々なりに様々な道を突き進んでいる。そのことをふと思い出した一冊と言える。

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