ロマンチックウイルス―ときめき感染症の女たち


インフルエンザやノロなどのウイルスが流行する時期である。そのためウイルスというとネガティブなイメージがぬぐえない。最も他にも私自身PCを使っていることからPCウイルスお気を付ける必要があるのだが、本書で取り上げるウイルスは何やら怪しさもあれば、思わずときめいてしまいそうなウイルスである。もっともこのウイルスが蔓延してしまえば世の中面白そうに思えてならないのだが、そもそもそのウイルスに発症したらどのような病気(効能?)があるのか、そのことを取り上げている。

第一章「<ロマンチックウイルス>発症編」
そもそも「ロマンチックウイルス」とは、

「俳優や歌手、スポーツ選手に熱狂とお金を捧げる中高年女性はますます増加中だ。そこに出現した韓流ブームや演歌の王子さま氷川きよし……。彼らに向けて、あたかもウイルス感染のように大規模に広がったロマンと愛を求めるミーハー現象」(本書扉前中折の説明より)

とある。その意味を知って自分ではかからないものかと落胆してしまう。私事はそのままにしておき、そもそも著者は中高年女性を指しているのだが、一過性のブームであれば本書の指すウイルスに該当するのかと思ったが少し異なるという。

第二章「<ロマンチックウイルス>症状編」
そもそもウイルスになる対象が韓流スターや氷川きよし、ジャニーズのスターたちなどが挙げられる。そもそもそれぞれのスターたちに合わせたウイルスの「型」まで存在するという。

第三章「<ロマンチックウイルス>培地編」
ロマンチックウイルスは様々なところで猛威を振るう。昨年末に解散したSMAPでも社会現象となり、ウイルスとなっていった。それが起因となってSMAP×SMAPを筆頭にSMAPに関する番組が続出した。

第四章「<ロマンチックウイルス>とメディア」
もっともロマンチックウイルスの発生源がメディアであることもまた本章のタイトルには必ずと言ってもいいほど関連性が存在する。「メディア」とひとえに言っても新聞や雑誌、TVのニュースもあるのだが、他にも少女漫画も本章では列挙している。

第五章「<ロマンチックウイルス>の落とし穴」
しかしそのロマンチックウイルスにも落とし穴が存在する。「仲間意識」やその逆である「仲間はずれ」、さらにはブームの波に乗る「疲れ」が影響するという。その落とし穴はどこから出てくるのか、そのことを取り上げている。

第六章「<ロマンチックウイルス>で危機回避」
その「ロマンチックウイルス」で危機回避する方法を取り上げているが、そもそもロマンチックウイルスにかかることはブームに乗ることは大きなライフワークになるという。

第七章「<ロマンチックウイルス>効能編」
危機回避にも関連するがライフワークにすることによって充実感を持つことができ、ロマンティックな気持ちになり、なおかつ老いても楽しみを持ち続けることができる。そのことによって人生も良い効果を得ることができるという。

ロマンチックウイルスは決して悪いウイルスではない。むしろ良いウイルスである。最も熱しやすく冷めやすい日本人だからでこそかかりやすいウイルスである。そのウイルスをむしろ利用することによって日本の経済は良くなるのかもしれない。

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