ロック・オブ・モーゼス

私立高校に通う女子高生がロックの道に目覚め、天才ギタリストとして活躍を遂げる物語である。そのギタリストはある目立たない女子高生を見つけ、ギターを勧めた。その女子高生は瞬く間にうまくなり、やがてはプロのバンド活動をするようになっていった。

そこからプロのミュージシャンとして辛酸を舐め、成長を続ける日々が始まるという作品である。バンド活動をする女子高生を描く作品はいくつもあるのだが、ある意味ハチャメチャな部分もある。そのハチャメチャさがまさに「ロック」と呼ばれるようなものである。

そのロックの描写が事細かに映されている。その映されている姿・描写は何ともノリノリと読むことができ、なおかつテンポよく読むことができる。ハチャメチャを考えるとある番組で作者がTVに移っている姿を見たのだが、その時の生活のあり方もハチャメチャであることを暴露したことを思い出してしまった。