ラブコメの法則

ラブコメと言ったら何とも響きが良く、他にも思わず「ムフッ」としてしまうような感じさえしてしまう。しかしラブ(恋愛)だけでなくコメディの部分もあるので、笑いもほのかにある。そのことから自分自身にとっても好きなジャンルと言っても過言ではない。

さて本書であるのだが、そのラブコメの世界に映画でもって進出しようとするある映画監督を描いている。しかしその映画監督は、恋愛事は全くと言ってもいいほど疎く、その証拠に結婚はおろか、彼女すらいたことがないほどである。それでも何とかラブコメ作品をつくり上げていったのだが、その試写作品が盗難される事件に見舞われた。その事件の中で、恋愛とは何なのかを様々な人と出会い、振り回されるなかで学び、そして新しい映画の材料としていくようになっていった。その姿を見て何とも恋愛映画を見たくてしょうがなくなってしまった。