徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃


昨年の秋だったか忘れたのだが、NHKのドキュメンタリー番組にて貧困にあえぐ女子高生の姿が話題となった。その話題となった理由として貧困ではないのではと言う意見と証拠が出てきて「偽装貧困」とまで言われたことが挙げられる。そうではなくとも「子どもの貧困」の話は数多くあり、書籍・雑誌などでも指摘しているほどである。本書の話に移るのだが、その現実とリスクとは何か、その本質と現場を追っている。

第一章「子どもの貧困大国・日本」
そもそも「子どもの貧困」とは一体何か。簡単に言えば「家庭の貧困」にあり、それによって満足に教育を受けたり、道具を満足にそろえることができなかったりといったことがあることから定義づけられている。もっとも大人の「所得」と「教育費」といった部分に起因している。統計的に見ると日本における貧困度は先進国でもかなり高い位置にいるのだという。

第二章「子どもの貧困がもたらす社会的損失」
子どもは未来の労働力につながる。そのために子どもの労働力の減少に上げられる。それだけでなく、教育的な恩恵を受けることができず、就職活動においても不利に働いてしまうこととなり、負のスパイラルが起こる。

第三章「当事者が語る「貧困の現場」」
「貧困」と言っても実際にはどのようなことが起こっているのか、本章では実際に起こった貧困の現場を取り上げている。

第四章「貧困から抜け出すために」
貧困から抜け出す手段は何があるのか。その一つとして「自立」が挙げられる。大きく分けて「お金」「学力」「認知」の視点から提言している。

第五章「貧困対策で子どもはどう変わるのか」
貧困対策を行うことによって子どもは変わるかと言うよりも家族や教育、さらには経済と大きく風呂敷を上げている部分がある。もっとも風呂敷を広げたとしても子どもの貧困対策につながっているとも言える。

第六章「子どもの貧困問題の解決に向けて」
根本的な解決はミクロだけでなく、国や地方といった「マクロ」の観点から根本的に行う必要がある。もっとも根本的に解決をしていくには多かれ少なかれ「足並みをそろえて」が必要になってくる。

子どもの貧困は見えているように見えながら、実は見えない部分も数多く存在する。その数多く存在する中で統計や現場でもってどのような貧困なのかを知ることができるきっかけとなる一冊である。

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