財布はいますぐ捨てなさい

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
生活の中で必要な「財布」。しかしその財布をはじめ「必要な」ことは果たして本当に「必要」なのだろうか。そのことを考えていくと、ごく当たり前のように「必要」と思われるものも、ずっと考えてみると「必要じゃない」と言えるのかもしれない。

実際に考えていくと稼ぐ、あるいは成功するために捨てるべきことは数多くあるのかもしれない。その考え方とは何かを伝授しているのが本書である。

第1章「マインド編 99%の人は「方法」を知りたがる。成功する1%の人は「確信」を高める」
まずは根幹である「マインド」である。そのマインドにも「常識」や「才能」さらには「肩書」など様々な感情や考え方、さらには目に見えないものに至るまでのことを捨てることを取り上げている。

第2章「環境編 今の環境で異なる結果は得られない」
仕事など様々な面で変化をする大きな要素として「環境」がある。それは次章にて述べる人間関係もあれば、物理的な環境づくりが挙げられる。それは単純に言えば「衣食住」変えることそのものにある。

第3章「人間関係編 人間関係を変えない限り何も変わらない」
人付き合いを変えることもまた、自分自身を変えることの根幹としてある。その人間関係を変える、あるいは捨てることによって人間関係を変えることができるようになる。

第4章「お金編 「お金の先にあるもの」を大事にする」
別に「捨てる」と言っても「お金を全部捨てろ」というわけではない。お金を持たない代わりに、自分自身を変えるためにどのようにお金を使っていったらよいか、そして本章のタイトルにある「お金の先」とは何かを取り上げているのが本章である。

第5章「ビジネス編 報われない働き方から卒業するための2つの選択肢」
ビジネスの中には「捨てる」ようなことは数多くある。情報収集はもちろんのこと仕事を得たり、稼いだりするような部分も必要であり、なおかつ費用も必要になってくるのだが、それらも「捨てる」ターゲットになり得るという。

第6章「プライベート編 ムダなことが入り込みやすいプライベートを戦略的に過ごす」
プライベートほど「捨てる」部分がありそうな気がするのだが、いかんせん捨てようにも捨てる意識が薄れてしまう。それを避けるために「戦略」がどうしても必要になってくる。

第7章「日常編 決断の回数を減らすための基準を持て」
「決断」は人生において多くあるのだが、その多くある「決断」を繰り返すことにより、神経をすり減らすようなことが往々にしてある。その往々にしてある「決断」をいかに減らすこともまた成功へ導く方法の一つとしてある。

「捨てる」ことは成功・成長する上で重要な要素である。しかしその「捨てる」ことは物理的に捨てることはもちろんのこと、様々な「当たり前」や「常識」「普通」を捨て、本当の意味で「残す」べきものだけにすることが何よりも大切であるという。