「だから女は」と言わせない最強の仕事術

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
本書のタイトルはいわゆる「セクハラ」の部類に入る。最もその逆である「男でしょ!」と叱ることもまた然りである。その男性にしても女性にしても使いようによっては武器にすることができる。最もそれが「だから女は」と言わせることができなくなるほどにまでなるという。そんな女性の仕事術とはいったい何なのか、そのことを取り上げている。

Chapter1「仕事で何より必要なコミュニケーション力」
仕事においてコミュニケーション力はどうしても必要になってくる。その「コミュニケーション」をひとえに言っても電話・会話・メールなど手段は様々である。とはいっても能力ではなく、あくまでツールとしての力を身につけていくことによって仕事そのものが潤滑なものになっていく。

Chapter2「社内の人間と向き合う(男性編)~「だから女は」と言わせない最強の仕事術~」
次は男性との付き合い・仕事の方法である。その男性を見くびらせることができない、あるいは男性とのかかわりを円滑にし、なおかつ巻き込むことによって味方を作る、あるいはそのことによってハラスメントを防止することができる。

Chapter3「社内の人間と向き合う(女性編)~女の敵は女!?仕事で結果を出すには女性を味方につけろ!~」
むしろハラスメントの被害を与えるのは男性よりも女性が多い。もっとも同じグループに属したり、あるいはカーストを作ったりするようなことがある。その女性とのかかわりあいの中で、どのようにして仕事を行っていけば良いのかを示している。

Chapter4「お客様と向き合う~押しは強いのに、しつこくない!最強の営業術~」
お客様と向き合う仕事として営業があるのだが、その営業の中でどのようにして成績を上げていけば良いのか、どの女性ならではの方法を伝授している。

Chapter5「パートナーと向き合う~「仕事と私どっちが大事?」から「仕事とオレどっちが大事?」の時代に~」
もちろん年が経っていくにつれパートナーができ、家庭を持つようになる。その家庭を持った時、どのような家庭を持つかもあるのだが、それ以上に仕事と家庭との兼ね合いが大事になってくる。そのバランスについて伝授している。

Chapter6「自分自身と向き合う~夢は叶う!なりたい自分を鮮明に描こう~」
最後はキャリアプランである。キャリアプランをつくることは必要であるのだが、どのようにして作ったらよいのか、自分の夢は何なのか、その追求する術を伝授している。

女性ならではの悩みもあり、なおかつ強みもある。しかしそれらをすべて武器にしていくことによって、努力を積み重ね、やがてキャリアアップを図ることができるようになる。本書はその真髄を知り、なおかつ実践のできる一冊と言える。