「どうせ私は」を、やめてみる

「どうせ私は」ということは、かつて私自身も繰り返し言ってきた。もっともその時は自分に自信が全くと言ってもいいほどなかった時代であり、今でこそそういうことを口にすることはほとんどなくなっている。しかしその言葉は自分自身をネガティブにするだけでなく、不幸を呼び寄せるような言葉とも言える。その言葉をいかにして止め、そして前向きになるためにはどうしたら良いか、その方法を伝授している。

1.「ほんとうの不幸が大好きな私たち」
「他人の不幸は蜜の味」と言う諺があるのだが、それ以上に自分自身の不幸をおのずと受け入れてしまう傾向があるのも一つとしてある。その「不幸を受け入れてしまう」原因としてはどのようなものがあるのか、その傾向を取り上げている。

2.「悩みと不安は、分別ゴミと同じだ」
悩み・不安は誰しも存在する。もっとも自分自身も毎日のように悩み、不安を覚えることは度々ある。その度々ある悩み・不安はどのようにして取り去っていくのか、その術を説いている。

3.「ミッションは、そもそもベタでいい」
会社には企業理念などがあるのだが、最近では「ミッション」と呼ばれる行動指針を挙げている所も出てきている。その出てきている中で自分自身の「ミッション」をどのようにして持つべきかそのことを取り上げている。

4.「行動するヒントは、歯磨きにある」
自分自身の「行動」は自分自身を変化するきっかけになるのだが、そのきっかけをいかにして作っていくのか、「歯磨き」など基本的なところにあるのだという。

5.「人生は、すべてが手に入るようにできている」
嘘のようなタイトルであるのだが真理はそうである。しかしながらその手に入るための基準はまちまちであり、相当な努力を積まないと手に入らないものもある。しかしながらそのことを思い、研鑚することで前向きになることができる。

言葉は自分にも相手にも向きが変わってくる。それはネガティブ・ポジティブ両方にも作用するのである。その作用するものをいかにしてプラスに変えていくことができるのか、そのきっかけをつくることができる一冊である。