「まち歩き」をしかけるーコミュニティ・ツーリズムの手ほどき

私自身あまりテレビは見ないのだが、最近では大物芸能人が「散歩」をする番組が増え始めてきている。そのはしりの一つなのが、故・地井武男の「ちい散歩」が挙げられる。それらの番組をはじめとした多くの番組には散歩でしかわからない魅力が隠されているという。

それに限らず、様々なツアーでは「まち歩き」を標榜とするものもあるという。それは「コミュニティ」を構築し、なおかつ、旅行業の発展の起爆剤となり得るとあるのだが、そもそも「まち歩き」がなぜ盛り上がるのか、そのことを取り上げている。

1.「いま、なぜ「まち歩き」なのか」
そもそも「まち歩き」がなぜスポットを当てているのかと言うと、観光名所を巡る旅よりも、地域のコミュニティを構築することに重きを置いている。つまりは「地域」という概念が薄くなりつつあり、それを繋ぎとめるための手段として「まち歩き」があるのかもしれない。

2.「「まち歩き」の考え方」
「まち歩き」と「観光」の違いは明白であり、後者は観光名所を回ることによってその地域のマクロの観点から発見するところにあるのだが、「まち歩き」は都道府県や市町村よりもはるかにミクロの観点からの発見を挙げている。

3.「「まち歩き」のしかけ方」
「まち歩き」にも計画や運営がある。「まち歩き」と言ってもすべての通り・地域を回るのは非常に難しく、なおかつ地域の特性を見ることができるためには必要な要素である。

4.「「まち歩き」のこれから」
最近の旅行は「安近短」の需要が増え始めることから広がりを見せることになる。そのうえで、どのような旅行の計画を立てるべきか、どのようなガイドを持ったらよいのかなど課題は山積している。

「まち歩き」と言っても色々な場所・方法がある。しかし歩くことによって観光客同士・地域など様々なコミュニティができはじめ、旅が何倍も楽しくなる。「まち歩き」はその可能性を秘めている。