大震災のとき!企業の調達・購買部門はこう動いた―これからのほんとうのリスクヘッジ

東日本大震災が起こって6年の月日が、そして熊本地震が起こって1年の月日が流れた。言うまでもないが日本は地震大国であり、毎年のように所々で大きな地震になる。それが大震災につながることもごくまれにある。その震災の時に調達や購買などの良く言われる小売業はどのような対応を行い、なおかつどのような災害支援を行ったら良いのか、そのことを提示している。

Chapter1「震災時の危機に立ち向かったバイヤーたち」
震災はどうしても「混乱」や「危機」に瀕してしまう。その瀕してしまう災害に対して小売業、それもバイヤーがどうしても前面に出す必要がある。その出す必要のあるバイヤーたちはどのような行動を行ったのか、本章では事例とともに取り上げている。

Chapter2「緊急時、サプライヤーへの対応が復興につながる」
緊急時はどこの企業でも、状況に見合った対応が必要になり、なおかつマニュアルも存在する。その存在する中で緊急時の対応はどのようにするのか、もちろん小売業としての仕事も滞りなくする必要あれば、地域の復興の一助になる必要もある。その両方の側面からどのような対策が必要になるのかを取り上げている。

Chapter3「企業におけるこれからの危機管理~供給クラッシュ全体破断状況にいかに対処すべきか」
企業における「危機管理」は東日本大震災を機に意識が高まってきた。その高まってきた災害に対する意識を企業に、そして全従業員にどのようにして対策を講じ、伝え、実行していくのかそのことを伝授している。

災害対策や危機管理は国や地方自治体の専売特許ではなく、企業にも存在する。むしろ私たちの生活の中で災害はいつ、どこで起こるのかわからないことから、そこに密着した対策が取ることができる。しかしその対策はどのようにしていくのかわからない企業は本書を参考にすると良い。