日本一小さな農業高校の学校づくり――愛農高校、校舎たてかえ顛末記


三重県伊賀市にとある小さな高校がある。その名も「学校法人 愛農学園農業高等学校」であり、木造づくりの高校で、全寮制であり、本格的に農業関連の仕事につきたい方々のための農業高校である。その農業高校は比較的新しい高校であり、なおかつ農業高校と名の冠する高校では全国唯一の私立農業高校である。なぜ農業高校をつくったのか、その農業高校で何を学び、どういった人を輩出していったのか、本書はそのことを取り上げている。

第1章「農を学ぶ学校」
農業高校と言っても農業ばかりでなく畜産業や植物・動物のあり方を知り、そしてどのようにして農業や畜産業のスキルを磨いていくのかを狙いにしているのだが、マンガやアニメにもなった「銀の匙-The Silver Spoon-」があるのだが、まさにそういった世界を生き映しているような学校のように思えてならなかった。

第2章「学校って、どうやってつくるの?」
もっとも学校をつくる際にも様々な紆余曲折があった。その紆余曲折はどのようなものだったのかを取り上げているのだが、学校そのものを創立するというよりも「校舎を竣工する」といったことである。しかしその校舎を竣工するだけでも資金がいるのだが、その資金をどのようにして集めたのか、そして学校づくりはどのようにして成していったのか、そのことを取り上げている。

第3章「こんな学校をつくりたい!」
学校が落成されるまでどのようなつくりとしたのか、そのことを取り上げているのだが、気のこだわりや工事の方法にどのような工夫を凝らしたのか、そのことを明かしている。

第4章「学校は、生徒たちの学びを守ってほしい」
学校はともに学び、育つための「場」であり、一生の思い出の一つとして残る。だからでこそ、学校はその学びを守るための役割と重要性を追っている。

農業高校の役割をこうまで気づくとは思ってもみなかったのだが、それ以上に農業高校として学校を作る、そして先生や生徒たちの想いがビシビシと伝わる一冊であった。

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