方言萌え!?――ヴァーチャル方言を読み解く

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今となっては標準語がまかり通っているのだが、方言もまだ残っているところも少なくない。もっとも私自身は地方それぞれの歴史によって醸成された方言の方が好きで、標準語は好きではない。しかしその方言について私のように「萌え」ている方がいるのだという。その「萌え」はどのような要因があるのか、本書は様々な観点から分析をしている。

1章「そもそも「方言」って何だろう?」
そもそも「方言」は「地域」の部分もあるのだが、他にもあるという。その部分とは一体何かというと「社会」と呼ばれることで使われる言葉もまた「方言」であるという。

2章「「方言」がカワイイに至るまで」
「方言」は地域・社会情勢によって大きく分かれる。その分かれる「差」が地域・文化のギャップを生み出し、人によっては忌避することもあれば、逆に「カワイイ」と呼ばれるほどにもなる。そのことを歴史的な観点で取り上げている。

3章「「方言」に価値を見出す時代」
方言は私自身にとっては価値があるのだが、その価値はどこにあるのか、そのことを取り上げている。

4章「「方言」と「打ちことば」は相性がいい!」
本章のことを取り上げる前に、そもそも「打ちことば」とはどのようなものか、調べてみると、

「携帯電話やパソコンのキーを使って(打って)書かれた語句・語法。また、その文章。」コトバンクより抜粋)

とある。特に最近ではスマホでもって使われることからこれもまた「打ちことば」として扱われることだろう。しかしながらそういった言葉と方言は似通っている部分もあり、相性が良いという。地方や社会独特の言葉が「方言」であるとするならば、インターネットやスマホで仲間内と話す・書くのが「打ちことば」である。広く使われるというよりもぐローカルと呼ばれるがごとく、狭い範囲内で使われるため「相性がいい」と評しているのかもしれない。

5章「「打ちことば」における「方言」の使われ方」
もっともブログやSNSなどで「打ちことば」が使われるのだが、その打ちことばの中にも方言が用いられるのだが、その方言は次章でも取り上げるのだが「ヴァーチャル方言」なのだという。もっともヴァーチャル方言とは何かその一端について述べているのが本章である。

6章「ヴァーチャル方言と方言ステレオタイプ」
ヴァーチャル方言とは簡単に言うと、北海道弁は地方によって数多くあるのだが、よく「なまら~」と用いられることが多くある。もっともブログやSNSなどでも使われる言葉の多くはヴァーチャルなのだが、そもそもどうしてステレオタイプにあるようなヴァーチャル方言が使われるのか、そのことを取り上げている。

7章「テレビドラマとヴァーチャル方言」
ヴァーチャル方言はインターネットに限ったことではなく、テレビドラマでもヴァーチャル方言が用いられる。地方出身や地方在住の人を表す場合、わかりやすい「方言」でもって用いられることがある。そのことからヴァーチャル方言がテレビドラマの世界で用いられる原因となる。

8章「ドラマにみる「方言」の変遷」
しかしドラマでも方言について時代とともに変化を起こっているのだという。その変化はどのような変化があったのか、NHKの大河ドラマや朝の連続テレビ小説などの作品の歴史とともに追っている。

9章「リアルとヴァーチャルの往還が開く新しい扉」
リアルとヴァーチャルには差がある。その差がある中で「変化」と呼ばれる「新しい扉」があるのだが、それは一体何か、それを解き明かしている。

方言は今も昔も地方や社会の状況から存在する言葉であるのだが、それを否定しようとする風潮はその地方のことを完全に否定するのとつながる。とは言えどヴァーチャル方言もまた周囲からの偏見の一つとして挙げられる。しかしながらそのようなことがあっても方言は重要なものであり、大切にすべきものである。そのことを知るきっかけがここにある。

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