落語魅捨理全集 坊主の愉しみ

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落語の世界は様々なストーリーを紡いでいる。もっとも滑稽な話が多いのだが、三遊亭圓朝や初代談洲楼燕枝が作った落語の中にはミステリー要素のあるものもある。中でも有名なものとして三遊亭圓朝が創作した大作「真景累ヶ淵(しんけいかさねがぶち)」といったものがある。怪談噺であるが、かなりミステリー要素が埋め込まれており、落語好きな人々にとって怖さと面白さが垣間見える。

本書は滑稽や人情、さらには長屋噺といったありとあらゆる落語に「ミステリー」を入れてみたらどうなるのか、そこには「謎」を埋め込みながら奇天烈に作り上げている。もっとも落語はある意味で奇天烈なストーリーで描かれることがあり、落語らしいといえば落語らしさも残していながら、著者自身のミステリー要素を吹き込むある意味新感覚の一冊と言える。

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