ゼンマイ

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ゼンマイというと山菜の一つであると同時に、人形やロボットと言ったものを動かす基礎となるものを表している。

本書はある人が残したゼンマイの在処を巡ってモロッコへと旅立つ珍道中である。モロッコというとまさに奇怪であり、なおかつ男2人を考えると旅の道中はトラブルがいくつもつきものとなってくる。日本でも古典の中に「東海道中膝栗毛」があり、数多くの改作が組まれ、男2人旅の珍道中を描いている。

では本書はその「東海道中膝栗毛」に似せているかというとそうではない。旅の中でトラブルと言うよりもむしろゼンマイの「謎」を追っている部分がかなり多く見られる。そのことからある種旅小説と言うよりも「旅ミステリー」と呼べるにふさわしい。そのことを考えると新しいミステリーの分野が生まれたとも思えてならない一冊である。

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